小学館文庫<br> 大脱走 英雄〈ビッグX〉の生涯

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小学館文庫
大脱走 英雄〈ビッグX〉の生涯

  • ISBN:9784094120462

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内容説明

あの大脱走を指揮した男の、知られざる生涯。

スティーブ・マックイーン主演の名作映画『大脱走』(63年)のモデルとなった、第二次世界大戦中最大、200人の大脱走計画。この計画を指揮した実在の人物、〈ビッグX〉ことロジャー・ブッシェル少佐の34年の生涯を描いた伝記が本邦初訳されます。
 映画ではリチャード・アッテンボローが演じた、空前絶後の集団脱走を指揮したロジャーとはどんな人物だったのか。著者は、本人の手紙や母の日記、公文書などの記録、生存者の証言からその人物像に迫ります。法廷弁護士資格を持ち、スキー選手としても活躍、9カ国語を操ったというロジャー。南アフリカで育った幼少期から、ケンブリッジ大学で過ごした青春期、3人の女性との恋愛、英国予備空軍「第601飛行中隊」入隊、そして捕虜になるまでの生い立ちとともに、映画では描ききれなかった全3回にわたる大脱走計画の全貌が、今初めて明かされます。
 映画『大脱走』のファンはもちろん、映画を知らない若い世代も必読の英国発傑作ノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たみき/FLUFFY

5
2014年に「へー、『大脱走』のアッテンボローが演じた登場人物のモデルか」と買って置いたまま積ん読して4年。表紙をよく見ると、あれ?RAFの制服にスピットファイア?と気がついたので、読んでみたらまさかのダンケルク方面へダイナモ作戦前日に飛行して撃墜され捕虜になり、脱走してプラハで匿ってもらった家族とハイドリヒ暗殺に関わったヤンとガプチークを匿った家族が知り合い同士、ロジャーもゲシュタポに尋問を受ける。そして、クライマックスの「大脱走」映画で何度も観たエピソードのあれこれは実話だった。今読んでよかった作品!2018/04/22

銀蔵

1
きみが賢くなくてもかまわないし、勤勉でなくてもかまわないが、いいヤツであってほしいと思ってるよ2018/03/10

きっしょう

1
スティーブ・マックイーンをこよなく愛する者としては、そのきっかけとなった映画「大脱走」は当然大好きな作品である。その映画の中で、昨年亡くなったリチャード・アッテンボローが演じていた「Big X」の生涯を描くノンフィクション。戦線維持が難しい状況で本来ならば脱走兵のことなど構っている場合ではないヒトラーを激怒させ混乱を招くという、最前線とは違う闘い方に情熱を捧げた男。映画で描かれた内容に疑問な部分もあったが、納得できたので久しぶりに再度観なおしたい。2015/01/28

逍遥遊

0
51-20150510-07 取材したことを全て記載したのだろう。もっとビッグXを中心に枝葉を省略してもよかったと思う。 やはり、女っていうのはいつの時代も酷いもんだってことが分かった。 この本を読んで、今夜は大脱走のDVDを観ようかな。あぁ~、ここでも女どもが邪魔をする。。。2015/05/10

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