内容説明
“結婚している”そう告げて彼は去った。
ひとりで取り残された、あの朝から6年……。
仕事でギリシアの島を訪れたエンジェルは、島のオーナーのアレックスに出迎えられた瞬間、記憶の底に封印したはずの思いがよみがえり、凍りついた。彼とは6年前、たった一度だけ熱い夜を共にした。アレックスの誘惑は抗いがたく、彼女は純潔を差しだしたのだ。ところが翌朝、彼は別人のように冷淡な態度で帰り支度を始めた。そのときだった、ポケットから結婚指輪が落ちたのは……。そしていま、目を合わせた瞬間、エンジェルはすぐにわかった。彼は私を覚えている！ まさか、また誘惑するつもり？いいえ、もうその手にはのらない。私は5歳になる娘の母なのだから。■その情熱的な作風から多くの女性に支持されている人気作家キム・ローレンスの最新作です。実業家アレックスとの悪夢のような再会と明かされる真実── R-2965『欲望と蔑みのはざまに』関連作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
6
妻を亡くしたばかりの男子が美女と一晩限りの関係を持つ…というようなお話です。女子にもイマイチ気持ちが込められず。2015/05/19
akiyuki_1717
3
ヒーローがあり得ない。ヒロインと一夜を共にした後に後悔し、妻がしばらく前に亡くなっているにも関わらず、妻帯者だと嘘をつき、一夜限りの遊びだったと言った挙句、ヒロインがバスルームに入っている間に消えるなんて言語道断、許せない。ヒロインはモデルをしながらシングルマザーとして足に軽い障害を持った娘を育ててるんだけど、ヒーローの甥が手掛けるコマーシャルの撮影でヒーローと再会したのに、娘を呼び寄せたのが不思議だった。いくらあの時は妻帯者では無かったとはいえ、あの仕打ちを簡単に許せるものかしら？読後感が悪い作品。2019/06/08
きき
2
めちゃくちゃ不快だった。ヒロインと一夜を共にした時には妻が数週間前に亡くなっていたから結婚していたことにはならないってヒーローバカ？こんな男嫌だ。病気の妻とはほとんど身体の関係は無く本物の夫婦じゃなかったと聞いて喜ぶヒロインも最低2015/04/26
