角川書店単行本<br> 砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス

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角川書店単行本
砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス

  • 著者名:石川憲二【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
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  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041022542

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内容説明

レアメタル、化石燃料など資源は「レア」であるが故に高い価値が付いた。しかしここ数年、新しい資源ビジネスが盛んになってきている。誰も顧みることのなかった大量資源の商品価値が高騰している現状と未来を解説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

25
コンクリートの主成分である砂はアラビア世界に広がる砂では粒子が小さく、弱すぎて使い物にならない。売れるとは思えない資源でもところ変われば有用な資源に変わりえる。今後は水、空気の価値も上がってくるだろうとの内容。2018/06/23

mazda

24
これまで気にしたこともなかったのですが、よく考えてみると近代建築は鉄筋コンクリートでできていて、その原料は砂をセメントで混ぜたもの、そう「砂」がないと建物が建てられないということなんですね。しかも、砂ならなんでもいいわけではなく、粒径5mm前後、適度に凸凹があり不純物が少ないものがよいそうで、砂漠の砂は酸化鉄などの不純物が多く、粒径も細かく粒が丸く磨かれているため不向きだそうです。シンガポールは国土拡大の目的ですが、砂を大量に買っている国も多く、世界中で争奪戦になっているようです。これから注目ですね。2018/11/13

R

8
砂、水、空気といったありふれたように感じるそれが、ビッグビジネスになるという実例を解説した本でした。凄い面白かった。それぞれが、土地や環境が変われば、大きな魅力を持つという解説がわかりやすく、希少性、品質といったものも、これらには存在し、そしてよいものは高く売れるということを理解しやすくまとめてありました。難解なワードの解説が律儀にたくさんつけてありましたが、その部分が主観と冗長が過ぎるようでしたが、非常に面白い本でした。2015/02/09

忘備録

3
コンクリートの原料として大量に必要となる砂や砂利だが、粒の大きさや不純物の量などに規定があり、砂漠の砂はコンクリート材料として使えない。インフラ建設に不可欠な砂を、砂漠から供給できないために輸入するという事態が起こっている。砂、空気、水などの資源価値が高まりビジネスが生まれるだろう2016/12/11

お抹茶

1
コンクリート素材の砂,水,空気を考える。砂漠の砂は,粒径が非常に小さい,粒が丸く磨かれている,多くの物質に汚染されていることから,コンクリート用骨材としては悪条件。国内の良質の砂は不足が目立ち,輸入が増えている。世界規模で良質な砂砂利が不足すれば,大規模インフラの建設も難しくなる。遠くから輸入する砂はかなり高い。水の供給量が一人あたり年間1700㎥よりも少ないと,日常生活に不便を感じる。水ビジネスにおいて日本が強いのは水処理や省水・再利用技術。水の価格格差は広まる。2017/08/29

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