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内容説明
「私は今作を初めて読んだ時、ポロポロと涙を流した。醗酵臭が目にしみたからである」呉智英(解説より) 漫画に青春を懸け、苦しみ悶え這いずる者たちの、耳を塞ぎたくなるような、あえぎを聴け! 『まんが極道』(第16回文化庁メディア芸術祭 推薦作品)『まんが家総進撃』と、漫画「業」を、活写し続ける著者の原典が、描き下ろし作品を加えて奇跡の復活!
※本書は小学館にて2005年に発行された「漫画家超残酷物語」に描き下ろし作品を加えた増補版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
∃.狂茶党
9
元々唐沢なをきは、内輪のパロディをよく扱ってることから、これが始まりってことでもないと思いますが、同病相憐むとばかりに、容赦なく、漫画家の生態が抉り出されていく。 本書は、漫画家漫画でありつつ、そのパロディであり、メタフィクション的な気配も漂う。 奥付けには、アシスタントの名前とともに、唐澤よしこの名前が。 構成(ネタだし?)を手伝ってもらったらしい。 原稿・ネームを見せて意見を聞いたのか、雑談しながら話をまとめたのかわかりませんが、仲良く夫婦で作画以外の部分を創作ってのも珍しい。2023/08/18
niz001
3
増補版なんでまた買う。もしかして「青春てんこもり」が帰って来たのかと思ったよw。2014/11/24
majiro
1
再読してしまった・・・・・そして、自分のみならず、もう世間の人全般に、かけがえのないほどに大事な作品であることを、再認識したのであった。 2014/12/18
brzbb
1
『まんが極道』『まんが家総進撃』とテーマは同じだけど、永島慎二『漫画家残酷物語』の直接的なパロディであるこちらのほうが「業」が強く感じられる2014/11/24
fest@蔵書整理中
0
元ネタの「超」のつかないやつにくらべても色々な意味でひどい。元ネタはひたすら哀しい。それに対し、「超」は、笑いがまぶしてある分シュールかもしれません。悲劇なのか喜劇なのか区別がつきにくい分涙が複雑です。2015/04/14