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内容説明
打ち上げが間近に迫った「はやぶさ2」。初代はやぶさは、数々の困難を乗りえて、無事地球に帰還し、多くの日本人の心を揺さぶった。国民の熱狂的な支持を受けて、後継プロジェクト「はやぶさ2」も順調に進むはずだったが、その歩みは難渋を重ね、なかなか必要な予算が付かず、2012年にはあわや計画中止になる局面もあった。はやぶさ2の冒険は、探査機を打ち上げる前から始まっていたのである
目次
プロローグ 奇跡の帰還と4年半の迷走
第1章 大いなる賭けであった初代はやぶさ
サンプルリターン以前のこと/アメリカに負けないために/はやぶさのために開発された4つの技術/旅立ち、そして小惑星イトカワへ/イトカワ着陸の試み、そして行方不明/通信復帰から帰還まで/初代はやぶさの成果
第2章 宇宙大航海時代
宇宙大航海時代へ/太陽系の地図を描く/地球から別の星に行くには/イオンエンジンを使って惑星間空間を航行する/イオンエンジンとスイングバイを組み合わせる/宇宙の方角と探査機の姿勢/工学というベクトル
第3章 宇宙創生の謎に迫る
太陽系創生の原初へ遡る/多彩な小惑星の世界/重要なのは探査を続けること/“素早く同型機を”という発想から検討始まる/より一層の成果を求めて/小惑星衝突、恐竜絶滅、そしてデジタル技術/重要な地球からの事前観測/生命の起源を求めて
第4章 これがはやぶさ2だ
太陽系探査の大義名分/2代目は初代よりやや大きくなった/太陽系空間における探査機の姿勢/Kaバンドと地上局/探査機の各部を多重化/化学推進系トラブルからの教訓を組み込む/限られた開発期間の中で、できることをやる/小惑星内部のフレッシュなサンプルを採取/長波長の赤外線観測で水分子の水酸基を見る/X線観測から、中間赤外線観測へ/着陸機は1機から4機に強化/世界中の地上局から管制する/打ち上げから帰還まで
第5章 地上の長く曲がりくねった道
誰が作る、誰が運用する/宇宙研という組織/探査機を作り、運用を支援する企業群/次の一手として/初代の復活、環境の変化、理学と工学/アメリカ目覚める/ロケットを取ってこい/競争と協調/新たにインパクターを搭載へ/巻き起こったはやぶさブーム/日本惑星科学会/熱狂と科学/2012年、打ち切りの危機/プロマネ交代とプロジェクト・サイエンティスト就任/打ち上げに向けて
第6章 未知の空間へ、未踏の星へ──日本の現状と宇宙探査の未来
他
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
abc99deg99
moimoi
ドリアン・グレイ
おせきはん
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