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内容説明
「うつかもしれない」と思うすべての人のために――10万部突破の名著に、大幅な加筆修正をした待望のリニューアル!DSM-IVから、最新のDSM-5に修正、双極性障害をさらに詳しく解説する。家族が亡くなったり、大失恋をしたりすれば、気分が沈んで、何もする気が起こらなくなるのは特別なことではなく、誰もが経験すること。でもそれが1週間以上も続いて、食欲の減退や不眠も重なるようになったら「うつ病」かもしれない?いま「うつ」に苦しむ人が増え続けている。「うつ病」は「心の風邪」ともいわれるが、軽視すると、自殺などによる死に至る危険もあり、要注意と著者は警告する。ロングセラー『「うつ」を治す』に、DSM-5など最新情報を加え、薬もいま処方されているものに一新。「うつ」を知り、改善したい人、どう接したらよいか悩んでいる家族や同僚を優しくサポートする一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
34
★★★★☆うつ病の一般的な知識と治療法について書かれた本。著者は、うつと不安を克服する認知療法の自習帳『心が晴れるノート』(創元社)などを執筆している医学博士。うつ病の症状や実態、自分の状態を知るには有益な情報が多い本だと思います。【印象的な言葉】①うつ病や双極性障害などの気分障害の患者さんの20%から40%の人が自分を傷つけるような行為をしているといわれています。②焦ってひとつの考えにとらわれて心のドアを引くことを忘れていないか、ちょっと考えてみることが大切なのです。2019/03/13
カッパ
15
3つのC 認知とコントロール感覚とコミュニケーション。それらを整えていくことが大切である。2018/06/19
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
15
治すって言うから治してくれんのかと思って読んだ。しかし読んだだけでいとも簡単に治られてしまっては医者も製薬会社も厚生労働省も困惑するというもので、そうはイカのキンタマ、スルメのおティンティン。「うつ」という状態の物理的な仕組み、周囲と本人の対処の仕方、治療方法と薬物投与の種類と効果効用、等が解説されていてわかりやすいのかも。カウンセリングの重要性には同感なのだが、診療報酬などが高額にならざるを得ず主たる治療法としては難しいらしい。大切なのはやはり人か。私のように一人だと、どう治せばいいのかわからんばい。2014/07/07
ミィさん
5
うつ病ですが本書はかなり良書です。うつ病とは何か、治療法(心理療法、薬物療法)、うつ病者への接し方が一般人向けに分かりやすく説明されています。2015/03/17
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2
この人にうつを治す力があるのかは分からないけれど、副作用や離脱症状まで書かれていて、全体的に理解のある良書だと思う。HNに@精神科医というのを付けて綺麗事やポエムを垂れ流すアカウントは暇ならこういう本書いたら。私は社会に対する不安とか人間関係ではなく、別の薬による副作用が苦痛ってだけなんだが、それでうつ病として入院させられ、精神科って本当にいい商売だと思う。カウンセリングで金を巻き上げるより原因をどうにかしてほしいね。2023/04/23