内容説明
日本のデジタルアーカイブはどこを目指すべきか?
ナショナルアーカイブ設立へ向けた4つの提言と、青柳正規・御厨貴・吉見俊哉による鼎談や、日本のアーカイブの現状報告、世界のデジタルアーカイブの実践例、デジタルアーカイブ振興法制定の意義と今後の方向性などを収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
20
知を活かし、創造の源とする、知の循環(012頁)。文化資源コーディネーター(017頁)。吉見教授によると、災害に遭いながらも文化に変え、しなやかさ、しぶとさの文化力をつけてきたという (034頁)。また、アーカイブは記憶を共有化するという要素を含んでいる(039頁)。 岡島尚志氏によると、資料としてまとめる意味でアーカイブするという動詞が使われることが多い(114頁)。 長野県ではお馴染の花井裕一郎氏の紹介もある(155頁~)。伊那市図書館で遭遇したことがある(昨年)。 2015/03/01
izw
19
文化資源戦略会議の「アーカイブ立国宣言」では、デジタルアーカイブ振興政策確立を目指して、4つの提言をしている。1.国立デジタルアーカイブセンターの設立、2.デジタルアーカイブを支える人材の育成、3.文化資源デジタルアーカイブのオープンデータ化、4.抜本的な孤児作品対策。2020年東京オリンピックに向けて、日本の魅力・プレゼンスを高めるために、国内外に向けた日本文化の発信が重要であり、権利問題・資金源・人材不足という課題を解決して、文化資源のアーカイブを急がないといけない。自分たちでも何ができるか考えよう。2015/07/12
Haruka Fukuhara
3
横書きの本は苦手だと思った。大学の学部の参考書が中途半端に親しみやすさを追求したせいかアメリカの影響からか横書きのものが多かったせいかもしれない。本題から逸れたが、このアーカイブを推進するという発想もアメリカから影響を受けていることは御厨先生のヘレン・ミアーズに関する新書の記述から見ても明白。内発的な動機まで落とし込めているのかやや疑問が残る。(とか偉そうに書いてしまったけど流し読みで余計なことを言ってしまった感・・・2017/04/01
check mate
1
「後世まで残せたらいいね」というのはよく分かるが、それを国の政策(「立国」)として推進することの必要性を訴求する理屈が非常に薄いように思った。2016/05/29
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