光文社新書<br> ニッポンの規制と雇用 - 働き方を選べない国

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光文社新書
ニッポンの規制と雇用 - 働き方を選べない国

  • 著者名:中野雅至
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 光文社(2014/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334038298

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内容説明

ブラック企業はなぜ規制されないのか? 規制緩和はなぜ支持されるのか? 国の規制を扱う現場にいた元厚生労働省の官僚が、規制の実態とそれが果たしていた役割を基に、日本人の労働と雇用のあり方を考える。果たして「既得権」というだけで、規制を撤廃していってもいいのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

31
内部労働市場とは、失業が少なく企業が雇用を抱え込む労働市場(8頁~)。重要箇所は明朝太。役所が企業に気を遣っている(105頁)というのは、役所から天下りしたいからではないか? 非正規4割時代で、正社員が常識ではない(126頁)。だからこそ、非正規の時給は1.5~2倍にするのが景気回復につながると私は思う。自営業ではなくて、会社にしがみつく以外に、有力な選択肢がないという社会はどうなのだろうか(201頁)。つまらない社会である。 2015/02/19

Nobu A

5
図書館本読了。厚生労働省(旧労働省)での14年間の勤務を経て、現在、大学教授の筆者が日本の内部労働市場システムに焦点を当てこの20年の「規制緩和」を検証。国際課課長補佐等の経験から筆者独自の政府・企業・個人の三位一体の関係性の視点からや歴史的背景を踏まえ、国際比較しながら、分析し、とても示唆に富む。経済は一言で言って複雑怪奇。ただ、一度読みでは咀嚼できたとは思えないので後程再読必須。購入検討。日本特有の内部労働市場システムを勉強したく、筆者推薦の本を早速アマゾンで購入。良書は知的好奇心に火をつける。2017/01/19

まゆまゆ

4
これまでの日本社会は個人と企業の関係でほぼ成り立ってきた。終身雇用・年功序列・新卒一括採用・企業別組合をささえる内部労働市場システムは弱体化はしてきたが,いまだ健在だ。一度企業に雇われると,企業が自分を守ってくれている(はず)の間は,政府に対しては景気をよくすることだけしか期待せずに良かった。政府も企業に甘え,本来整えるべきセイフティネットを準備していなかったことが,今日につながっている。景気が良くなるというのは結局終身雇用が維持されるというところにつながっていくというのは納得。2015/02/14

konpeyy

3
筆者があとがきに記しているように、あちこちで論理があてはまっていないところがあり、また、~な理由は○つあります、と多用してるので、論理の軸が見えず読みづらい。しかしながら、官僚経験からの分析が出てくる2章や5章は大変面白かった。外部の職能別の労働市場の拡大が急務であることは頷けた。2015/01/18

ハルバルミチル

0
諸外国と比較し成長の果実を労働者に分配してない日本。にもかかわらずなぜ責められないのかという文脈のなかでの、〈特定時期の日本史を、誇りを持って振り返ることのできない日本人にとって、前後日本の経済成長と日本企業は誇りであり、ナショナリズムを代替してくれるもの〉(pp190-191)だからという考察はとても興味深い。自身が勤務しているわけでもない企業にナショナリズムを投影する現象は、しばしば目にするので。2018/11/28

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