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内容説明
近代黎明期、困難な海上ルートを通じて、世界へと乗り出したヨーロッパ諸国が築いた海洋帝国。ポルトガル海洋帝国が形成した異文化間交易ネットワーク。商業資本主義の時代、海運国家として繁栄を謳歌したオランダ。イギリスの電信網が生んだ世界の一体化――。ウォーラーステインの「近代世界システム」を海と商人の視点から捉え直し、ヨーロッパによる世界支配の本質に迫る。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
16
【概要】海と海運業の観点からヨーロッパの覇権の推移を解説する。【感想】筆者は国家に焦点を当てる近代世界システムとは異なる民間の商人ネットワークが果たした役割を強調する。バルト海、北海、地中海と交易の中心が移動するにつれ覇権国家も移り変わる。ヨーロッパを離れて大西洋交易、アジア交易が勃興すると海賊の取締といったシーレーンの確保など国家の役割が大きくなり、覇権国家も経済的軍事的大国となってくる。また、物流の改善、電信の敷設により情報の通信速度が増し世界が一体化した。2023/04/09
ケニオミ
15
本書を読むことにより、今まで断片的だった地域の歴史が一つにまとまったような感慨を覚えました。今まで歴史の表舞台に出てこなかった地域でも、視点を変えることにより、異なった容貌をみせてくれるんですね。知識が一杯詰まった一冊です。何度も読み返すべき一冊かもしれません。2015/01/19
Tomozuki Kibe
6
ウォーラーステイン批判を土台にした、覇権国家の変遷をえがく。オランダを世界帝国から外しているの点。電信による世界経済の統一を強調している点は新鮮。アジア関係が弱いと思った。2022/08/23
人生ゴルディアス
4
地中海から始めて、イギリス帝国が築かれるまでを駆け足で。イギリスがオランダに勝った理由として、国家が貿易を主導し、財政・金融制度も作り上げていたとする視点は、そのままポルトガルがなぜ大航海時代にすでに影が薄くなり始めたかの説明にもなっていてよかった。これは本書だけの問題ではないが、中国に大量に流入した銀がどこに行ったのか、また語られなかった。2025/02/27
さとうしん
4
海洋帝国としてのポルトガルの再評価、イギリスがヘゲモニー国家となるうえで電信が果たした役割など、読みどころは多い。第四章で触れられている三角貿易とアヘン戦争との関係について、アヘンの取り引きが当時の中国の貿易赤字の原因のすべてというわけではないのではないかという指摘が注目される。今後更なる研究の進展を期待したいところ。2015/06/13
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