内容説明
平成27年NHK大河ドラマの主人公である吉田松陰の妹・文の前半生を描いた、昭和18年出版の幻の作品を緊急復刊&電子化! 誕生から少女期、松陰の愛弟子・久坂玄瑞との出会いと別離を鮮やかに描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しおり
12
大河ドラマで有名になった吉田松陰の妹にして久坂玄瑞の妻となった文子の話、というよりは久坂の方がクローズアップされてたなあ。そういう意味では、久坂玄瑞の人となりがよく分かった。 幕末物の血生臭さが感じられるところもあったが、その中においても杉家の暖かい雰囲気が折々にあり救われる。文子の穏やかさは杉家であったからこそ育まれたものであろう。ドラマでみた文の強さ、みたいなものは こちらではあまり感じられなかった。2017/07/31
たまご
10
来年の大河の予習. とゆーより,松陰先生に文子という妹がいたのは知ってましたが,久坂の妻だったんだ…. 文子と縁談が持ち上がって逃げた桂小五郎,それが志士への道のはじまり,みたいな笑い話くらいしか知らなかったですよ…. えと,松陰先生とか久坂とか晋作とか,時勢に配慮して(戦時中で国威発揚を妨げちゃいけない?),みんな美しめな雰囲気で書かれてます.でも目が細いのは直しようがないんだな,松陰先生….2014/12/07
Book Lover Mr.Garakuta
7
図書館本:速読。当時の事が少しわかり面白かったです。特に長州のことなど。2019/02/10