内容説明
極超音速飛翔体の開発、暗躍するサイバー部隊、海軍力の増強…、中国は戦争を起こす気なのか。新進気鋭の論客が中国の意図を読み解く。
【主な内容】
第一章 中国の軍事戦略は理解できるのか?
第二章 サイバー攻撃は中国軍が関与しているのか?
第三章 なぜ中国は防空識別圏を公表したのか?
第四章 なぜ中国は海軍力を強化しているのか?
第五章 ゲームチェンジャーの登場なのか?
第六章 なぜ中国は西進戦略を進めるのか?
第七章 人民解放軍は戦う組織なのか?
第八章 中国の軍事戦略
第九章 日本を守るために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
87
この手の本はタイムリーに読むべきだろうが、逆に時間が経過して読むと歴史によって実証されている部分があるのでそれはそれで面白い。◆本書では2014年1月に極超音速飛翔体の実験に成功したとされる中国の軍事戦略を考える。◆中国の根底にあるのは『自分たちの求める世界を大国間の対立を避けながら作ろう』というもの。ここで問題なのは大国の定義。中国で大国というのは、中国と米国だけだ。その他は小国。中国では『仕方ない』という言葉がよく聞かれるそうだが、中国経済権益の発展を『小国』が邪魔するのなら排除は仕方ないのだという。2019/04/29
T坊主
10
1)システム統合は中国が一番弱い。2)軍事力によって安全を保障するためには金がかかる。今まで汚職でかなり使われたようだが、今後は?3)安全保障は好き嫌いや情念で語ってはならない。冷徹なまでに、日本の国益のために何をどのように利用するのかを考えなければならない。4)軍事の専門家以外の人たちだけで議論すると、机上の空論になり危険だ。制服と言っても現場の自衛官も参加させねばならない。5)習主席は軍を本当に掌握しているのだろうか?6)個々のパイロットが蛮勇をふるうような軍隊は、決して精強な軍隊になることはできない2016/03/28
乱読家 護る会支持!
4
自衛隊と中国人民解放軍の間に信頼関係も経験も無いことから、互いに望まない軍事衝突になりかねない。中国内部の複雑な状況と意図を調べつくすこと。日本人が自衛隊を管理運営していく事が必要となり、その為に自ら考えて議論すること。この2点を日本人に求む。。。という内容。サイバー攻撃、ハニートラップ、空母遼寧とイージス艦?の実力、新兵器 極超音速飛翔体など、、、軍事力比較をするなら、定性的な話だけで終わらず、推定値でいいので定量的なデータやグラフ、さらに理解しやすい図を載せて欲しいところだす。2015/04/20
Studies
4
事象への深い考察は見られるが、思想的基盤の背景がない点は残念である。2015/02/26
レーモン
4
自分が中国で軍事に関して恐いなぁと思っているのは、政府が軍部を統率出来ているのかどうかということです。つまり、内ゲバで暴走しださないかが心配なんです。最近では、習近平氏の「虎もハエも同時に叩く」発言がありましたが、あまりやり過ぎると経済だけでなく、暴走も招くように思います。裸官の問題もありましたしね。何にしても戦略の前に国家の目的を誤らないようにしてほしいと思いました。独自の利益を求めるのではなく、他の利益を追求するような思想を啓蒙してほしいと思う。なんせ、中国には誰もが学ぶべき人物が多々いるのですから。2015/01/17
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