内容説明
勤め先の会長、ライアン・マルホランドから葉書が届いた。〈帰国したら、また食事につきあってください〉ところが、彼は出張から戻ったことを知らせてくれなかった。思いきって自宅を訪ねたカシアにもそっけない。冷たく門前払いをされ、彼を愛し始めていたカシアは傷つく。ところがある日、カシアは会長室に呼び出されると、ライアンから、「きみを愛人にしたい」と驚愕の申し出を受ける。あまりの唐突さに困惑しながらも、断りの電話をした翌日、カシアは机の上にライアンからの手紙を見つけた。〈ただちにカシア・フィンを解雇する〉■引き寄せられては傷つけられて、罪作りなほど奇矯な求愛。得体のしれない独身主義者の謎めいた行動のわけは……？ 伝説的な人気を誇る作家ジェシカ・スティールが描く、永遠の人気テーマ――大人げない大富豪と恋に不慣れな乙女との、切ない年の差ラブストーリー！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
2
被害妄想が強く思い込みが激しく妄想癖のあるヒロインと、行動に一貫性のないヒーロー。ヒーローの一挙一動に振り回され浮いたり沈んだりするヒロインの感情の揺れがすごかった。2014/12/03
はっつん
1
ヒロインの恋する心の揺れ具合が激しくて、読んでいて疲れた。ヒーローもいまいちヒロインへの気持ちが見えないし、行動も魅力的ではないような…最後のヒロインを呼び出す手段も、こんな事する必要ある？と思った。ヒロインの癇癪持ちの性分が気に入ってたのね。でも、どんなロマンスも、ヒロインが飛び出して、ヒーローが追っかけるパターンが私は好き。2016/05/18
