内容説明
本書は、Linuxがブートし、最初のプロセスとなるinitが起動するまでの処理を、ソースコードをもとに解説したものだ。これ1冊でCPUアーキテクチャからOSの起動処理までを学ぶことができる。待望の改訂版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
8
超速読で読了。Linuxカーネルが起動するまでの動作の解説書。最近のPCだとモノの十数〜数十秒でデスクトップ画面が起動するけれど、そこにたどり着くまでにどれだけの段階を踏んでいるかがおぼろげながらうかがえる。しかしブートローダ→16ビットのリアルモード→プロテクトモードへの移行→カーネルのブートと徐々に高階層へ移っていく様は何となく生命の進化を早回しで見ているようなイメージが湧いた。2016/12/30
kinaba
2
最近ある程度この辺把握していた方が便利だなあと思うことが増えたので読んでみた。x86のCPUのモードの説明から始まって、一通り綺麗にまとまっていると思う2017/08/20
miwarin
1
i386のあれこれを完全に理解した2019/03/14
酒井 敦
0
新装改訂版と言っても、2014年発行の本なので、Linux 3.3.4であり、ディストリはFedora17ベースでの記載となっている。しかし、現在のカーネルも大きく変わっておらず、起動プロセスに関して8割以上使える気がする。ただし、ブートプロセッサまでしかおっておらず、アプリケーションプロセッサもついでに追ってほしかった。そこまで記述すると、ページ数が相当増えてしまうのですかね?とはいえ、最後の章にあるQemuでのデバッグ方法も参考になった。2023/05/28
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