片目の青

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片目の青

  • 著者名:陣崎草子【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2014/11発売)
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  • ISBN:9784062190695

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内容説明

片目の青――その存在が、中学一年生の真矢には気になってしかたなかった。真矢は連日、片目犬と出会うために千枚山を訪ねた。そんななか、保健所と猟友会が野犬捕獲に動きはじめたことを知り、クラスメイトの沙雪、壮大も加わって阻止作戦を練ることに。真矢を突き動かしていた大人への反抗心が、青とフリ蔵、クラスメイトとの交流を通じて、いつの間にか大人になりたい、たくましくなりたいという気持ちに変わっていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itoko♪

31
中学生になったばかりの真矢は、飼い犬のフリ蔵と散歩中、岸から川に落ちてしまう。そこで出会った片目の犬率いる 野犬集団に助けられる。リーダー格の犬は青い首輪をしていることから真矢は『青』と名付ける。誰にも媚びず、自分の力で生きている『青』の姿に、憧れ惹かれてゆく真矢。野犬の捕獲問題を通して、人間の身勝手さをつくづく感じさせられる。真矢と仲間の行動が、稚拙ではあるけれど、大人には眩しい姿だった。この出来事が、真矢を大きく成長させてくれたことは確か。友達関係に悩む 中学生にも是非とも読んでもらいたい作品。2014/11/17

pom

6
野犬となった片目の青に中学1年生の真矢は助けられたらことから、青のことが気になる存在となる。自分の中学生活や自分を取り巻く大人の社会のなか、青の生き方をリスペクトしつつ成長していく。が、最後は悲しい。シャイローの夏に続いて犬の虐待のことや人間の身勝手さに心が痛い。2015/05/14

バジルの葉っぱ

4
小学校高学年への夏のおすすめ本リストにいれた本、ずっと読みたい本に入れたままになっていたので読了本に。動物ものは子供たちに人気あるのだが、猫の物語が圧倒的に多い気がする。たしか犬の物語もえらんでみようといれてみた本。2015/07/10

ペヤン

2
某校の入試に出たというので。歌人でもある著者の文章が端正。真っ直ぐな主人公やクセのある友人の中学生たちが実に魅力的に描かれていてグイグイ読めた。犬好きとしては涙が止まらんかった…。現実の不条理や辛さを書いているが主人公の未来に希望も託されている。けっこうハードめの良書。小5の娘も一気読み。面白かったそう。2015/08/06

thiha

2
ちょっと泣きそうになる場面もあった。読んで良かったと思います。2015/02/11

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