ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 瘢痕

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ハヤカワ・ミステリ文庫
瘢痕

  • ISBN:9784151806018

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内容説明

公園にぽつんと張られた白いテント。昨日まではそこに無かったテントの中に、まさかあんなものが隠されていたとは――酸鼻をきわめる女子学生殺害事件の発生に、ネット新聞社は色めきたった。どこよりも先に特ダネ記事をモノにするんだ! 火災で一人息子を亡くし、心と体に虚無を抱えたまま復帰したばかりの事件記者ヘニングも取材に奔走するが……はたして事件の真相を暴けるか? 英米でも絶賛された注目作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

61
8年前の作品、裏表紙の華々しい評価があるもののその後はどうだろう。オンライン新聞記者の主人公、標題に有るように顔の火傷、そして妻子と別れて心にも傷を持つ。出だしの異常な死体発見現場、如何にもの北欧 ノルウェーサスペンス。しかし、余りにも単独行動が多い彼、こんなに警察の前を走って良いモノか、疑問。中盤から警察情報筋とのネット送信のやり取りが挿入されるが本筋との絡みがややこしいばかりで。北欧のムスリム移民、多い事は既知。当作品の核に練り込まれているがやや中途半端、終わってみると無体につないだ感が強く、何かなぁ2022/11/17

あっちゃん

22
北欧ミステリーらしい設定に内容(笑)でも何故かノリきれず読了に時間がかかった、たぶん主人公に共感出来なかったのだと思うけどページ数も多い事だしもう少しスッキリしたかったなぁ( ̄ー ̄)2025/02/24

ばんだねいっぺい

16
まあまあ。ラストで少し盛り返したかも。2015/12/15

ぎん

15
主人公は心にも体にも傷を追ったネット新聞記者。それほど特異な設定ではないし事件もそれほど真相を知りたいと言うほどのものではなかったが、主人公が傷を負うこととなった2年前の事故と向き合いながら徐々に記者として事件にのめりこむのが面白く、ページをめくる手が止まらない。 ミステリーとしては大したことはないと思うが、物語としては続編を読まずにはいられなくなる。忘れないうちに続編をお願いします、早川さん。2015/09/02

tom

14
この本の初コメントのようだ。滅多にないことだから、嬉しいような気分もあるけど、奥付の発行年月日の9月25日、その日から10日も経過しているのに、誰もコメントを書いていない。ということは、この本の評価にちょっと問題ありということかな?。北欧推理小説の注目度は高いけれどスエーデン産は珍しい。だから買ってしまった。でも読後感は、少々、物足りなさが残る。この本は、この後に続く物語の序章らしいことが理由。でも、続編の翻訳がいつ出るのか不明。そうなると、この本を読んだことが無駄になってしまいそうで、ちょっと悩ましい。2014/10/05

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