内容説明
神託が全てを決定する宗教国家、ファスール王国。正妃の娘に生まれた赤子・アスタナは、「国に仇なす」「国を救う」という二つの異なる神託により、三日違いで生まれた第二婦人の娘と密かに入れ替えられることになる。波瀾の王女の青春を描く、ドラマチック・ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
3部作の2巻目を読んだつもりでいたのに3巻目だった。別に間違ったってどうってことなかったけれど・・ちょっと残念。国によって政治が変る。最初は民主主義、2巻目は次に知るだろうが3巻目が王国ではあるが神官が託宣によって決まる宗教国家。1巻で主役のメイリンとよく似た男装で好奇心旺盛のアスタナ。波乱に満ちた王女の恋物語とも言える。これは3部作共揃えて正解かも(^^♪。作者さんと主人公の若さとエネルギーを頂けました(#^^#) 2020/06/07
月の実
19
図書館本。シューマ平原三部作の3作目。今回の舞台は宗教国家ファスール王国。謎の多かったファスールの転換期が描かれていて面白かった。アスタナの異なる神託について、語るゴーデン神官長と第二夫人カミーナのやりとりが心に響いた。全2作の登場人物たちのその後もわかって満足です。2022/03/21
七色一味
17
読破。時は微妙に進んで、前2作品の登場人物たちのその後を伺いながら、シューマ平原のもう一つの謎の国ファスールへと舞台は移ります。この世界の「浅さ」にハラハラしながら読みはじめたこのシリーズも、三部作の最終巻に至って名残惜しくさえ思えました。2014/12/13
豆乳くま
17
シューマ平原シリーズ3弾。ファスール国は第一王女によって受け継がれ夫が王となり自身は国母と呼ばれ尊敬される。政は神官が託宣によって決まる宗教国家だ。第一王女と第二王女、託宣により入れ替わらされ第二王女として成長したアスタナ。男装で好奇心旺盛、シーハンからの留学生サルーと出会い惹かれ合う。ここでもマーリィ、メイリンが登場し彼女達のその後を知れて嬉しい限り。アスタナが型にはまらず更に大きく羽ばたけるラストに感動。このシリーズは恋する少女がそれだけでない選択をする潔さがすごい!2014/11/09
六花
7
宗教国家ファスール王国の男勝りで不思議な力を持つ第2王女アスタナ。彼女が恋に落ちたのはシーハンからの留学生サルー。困難に陥っても二人で手を繋いで乗り越えていく関係性が、スゴく良いなって思った。一見強い女子、アスタナの弱さをカバーする泣き虫サルー。あーもう、サルーって天然のタラシだよ。胸キュン台詞の連発にやられた!o(>ω<*)o 前作のその後も知れて大満足。個人的にこのシリーズはジブリを彷彿とさせる。一作目はナウシカ、二作目はゲド戦記、三作目はラピュタ。あくまで個人的に、ですけど…。2017/02/16
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