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内容説明
300年以上の長寿企業は605社!
日本は、世界の長寿企業の4割を占めているという。
創業300年企業は605社あり、室町・戦国時代に創業された500年以上の企業は39社。
創業1000年を超える超長寿企業は7社あり、世界最古の企業も日本に存在する。
まさに「長寿企業大国ニッポン」と言えるのである。
本書では概ね10代以上の経営トップが受け継ぎ300年以上の歴史があり、
50億円以上の売り上げがある企業を「日本型サスティナブル企業」と定義し、様々な角度から検討を加えた。
月桂冠、岡谷鋼機、ヤマトインテック等々、多くの長寿企業を取材し、変化が速く大きいこの時代に、これらの企業から学ぶべきことを提示するものである。
【主な内容】
第一章 三〇〇年長寿企業――武士の時代から続く日本企業
第二章 顧客価値を提供し続ける
第三章 身の丈経営を実践する
第四章 価値観をつなぐ
第五章 日本型サスティナブル企業の経営を下支えする三つの要素
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
22
身の丈経営(33頁)。いい言葉です。多角経営とか本業を超えて手を伸ばすのは私にはしっくりこないので。12年前にミツカン酢を訪れた記憶がある(74頁~)。江戸前寿司ってあんなに大きな寿司か、という思い出がある。1804年創業。酢は健康食ゆえ益々栄えてほしいもの。A,B,C,D型の中で、本社はB型=コア能力が活きる事業を見定め、多角化・事業転換を志向する(73頁)。第3章の身の丈経営とは、継続のための経営スタイル、ガバナンス、資本・財務から成る(94頁)。2015/01/31
tkokon
5
【ふむふむ】創業300年以上で売上高50億円以上の企業が、なぜ長期にわたり栄え続けることができたのか。要素分解をすれば非常にオーソドックスなものばかりで、結論を見てしまうと驚きはない。しかし、各社の思想の根底にある「自分たちは生かされている」という謙虚さが、結果として社会・顧客・社員に受け入れられ続ける根底にあるとわかる。「成長率」だの「ROE」だの「マーケットシェア」だのに振り回されないのだ。前からある一つの疑問に対しては答えがなかった。これについては別の場で書く(Kindle)2014/10/04
tkokon
3
【サステナビリティ】サステナビリティやSDGsがバズワードになりつつある中、再読。 300年企業かつ、売上50億円以上の会社が日本に69社ある。その特徴を探った一冊。 社員の50回忌を会社が毎年行うこと、港湾や病院、道路等町全体に対する支援・投資を惜しまないこと。神棚があり儀式があること。※そのまま取り入れるかは別にして、そうした行動が脈々と受け継がれていることの意味は考えて、自分たちの組織の行動と言葉に落とす必要がある。2021/07/18
帯長襷
3
株主、創業家、経営者の3支柱によって理念が守られ伝統企業としてのガバナンスが保たれている、という三権分立のような姿が印象的だった。2020/07/14
あのあの
2
★★★★☆2017/07/10