内容説明
20世紀最大の国家事業、新幹線建設。時速200キロ実現までの試行、安全運転のための自動列車制御装置の開発、列車妨害対策、ルート選定、用地買収交渉など、最先端の技術・設計思想に貫かれた、世界最高水準のモノ作りの軌跡。中公新書『東海道新幹線』を改訂・解題。〈解説〉老川慶喜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
19
開発当初の理念、構想、そして少し歪んだ現実。2016/04/24
やまき
1
「新幹線」の文字と表紙にひかれて購入。意外と昔の本でした。 開通当時の世間の反応は、この本を読んで初めて知りました。2014/10/01
新宿サブナード
0
前半は難しい技術用語が満載だったけど、がんばって読みました。 東海道新幹線がたった5年半で出来上がったとは驚きです。また、最後のリニア新幹線への疑問は同感です。2014/11/11
としき
0
ちょうど50年前の1964年10月1日東海道新幹線が開業した。東京オリンピック開催10日前である。これから50年、来年3月に北陸新幹線が金沢まで開通する運びとなった。手放しで喜んでいいのかと思いきや、著者は50年以上前から輸送密度の低い地方新幹線には反対を表明している。JRは新幹線部門を引き取り、ローカル線は地元自治体に押しつけて、赤字部門は切り離す。今、金沢は新幹線フィーバーで大騒ぎしているが、長い目で見たら経済効果はどこまで期待できるのか不安である。逆に経済格差が拡がる要因にならなければいいのだが・・2014/11/10
あすたりすく @本の虫
0
絶版になった同社の新書『東海道新幹線』の改訂版として出版された本です。 東海道新幹線開業直後の時期に書かれていて参考になる本でした。2014/10/13