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内容説明
私たちみんな、ここにいるよ。
突然変異的異才が産み落とした、新食感ダーク・ファンタジー。
少女たちは、食べる。叫ぶ。そして抱き合う。
やっと、誰にも邪魔されずに。
もうすぐ、みんなのところに行けるーー。
太田出版WEBマガジン「ぽこぽこ」連載時から話題を呼んだ新鋭、衝撃のデビュー作。
エロティックで、少しグルメな未確認飛行寓話。
どうぞ、ごゆっくりお召し上がり下さい。
西島大介も絶賛!
「アンダーグラウンドなのにポップ。明らかに才能ある!」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サイバーパンツ
16
チャップマン兄弟的なグロテスクさ・終末感に萌え・カワイイを足したような漫画。好きな人はとことん好きかと。食べ物を美少女に擬人化して、彼女たちが、刺されたり、切り刻まれたり、食べられたり、消化されたりする様を延々と描き続ける、不条理エログロなアート系マンガかと思いきや、最後に一捻りあって、百合ＳＦになるってのはやや強引だが、面白かった。2016/08/07
友和
12
美少女エログロなマンガ。ラストがまさかの侵略系SFでびっくり。2014/11/19
unknown
10
食物を口にするたびに、少女たちの集合体が引きちぎられすり潰され凄惨な死に様を晒すポップでゴアでエロでリョナでグルメで百合な漫画。例えるならアイドルグループがグラインドコアをやってるような印象。不条理アイデア一発勝負系かと思ったら、最後でSF的なオチもつく。会田誠的なセンスという指摘で漫画の展開よろしく「腑に落ちた」んだけど、個人的には『沙耶の唄』が浮かんだ。あっちは目にするものがみんな臓物に見えたわけだけど、こっちは食物がみんな美少女に見えるというわけ。臓物と殺戮の匂いが漂うかわいさ。2014/10/05
∃.狂茶党
9
本書は、一応エロ系ではあるが、リョナ的、合田誠的で、駕籠真太郎などに近い。 作者はホラー好きでもあり、ルチオ・フルチや、日野日出志などが、時に描いてしまう地獄の感覚、楳図かずおや、山野一に見られる暗黒SFセンスを持ち合わせている。 このひとは、まだこれからだっておもう。 可能性の芽がたくさん突き出てる。 商業漫画作品はこの一冊っきりの様ですが、短編アニメに向いているので、Netflix で映像化しないかな。 2022/06/19
ささやか@ケチャップマン
9
これを読むとサドの「ジェローム神父」に載せていた会田誠の美少女を料理にするシリーズを思い出す。着眼点は面白い。2016/08/15
