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内容説明
HONZ代表・成毛眞氏から「エネルギー界の池上彰さん誕生!」と太鼓判を押された著者は、商社マンとしてエネルギー関連事業に40年以上携わり、訪れた国は60カ国を超えるという経歴の持ち主です。これまで誰も言わなかった石油埋蔵量のカラクリ、中国の資源戦略、日本のLNG価格が高い理由など、日々のニュースをより深く理解するための基礎知識が身につきます。駐在国でのエピソードも読みどころ。エネルギーがわかれば世界が見える。安全保障、世界経済、ナショナリズム、環境、新技術――この世のあらゆる問題に絡むエネルギーの基礎知識をこの一冊で!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
194
こんなに石油に関する詳しい話を読んだのは初めてだったが、わかりやすく読めた。石油ショックまでは分かっているが、逆石油ショックは知らなかった。2014/11/23
まーくん
67
題名の”埋蔵量”に限らず、石油開発のビジネスや技術について大変わかり易く論じている。著者は大手商社で一貫してエネルギー部門を歩み、系列石油開発会社の役員も務めた。実務のエピソードも交え、原油やLNGの取引業務については勿論、文系出身ながら探査の技術面についても的確に解説されている。一時はピーク・オイルとか注目され”石油はあと何年で枯渇”とか話題になったが、埋蔵量とはあくまで商業生産に足る資源量で、油価が上がれば埋蔵量も増える。又、技術進歩でより安いコストで採掘できれば同様に埋蔵量に繰り入れられる。2019/04/08
Koning
53
中身は文句なく面白いし、うわっ盲点だったよ!という人が多いにちがいないあれこれを教えてくれるありがたい本。最近の新書にしちゃ(以下同文。というところでエネルギー資源のあり方であるとか考える上で最低限おさえておくべきことはこのあたりというのがわかる。結構銀の弾丸よろしく○×があれば解決!なんてことはあるわけがないこととかよーくわかると思います。つか、アメリカのこの辺の層の厚さってのはさすがですな。しかし、日本はブーム?が過ぎると途端に学部からなくなるパターンが多すぎていけませんな。2015/06/24
Willie the Wildcat
50
日常生活に不可欠なエネルギー。経済、環境、安全保障などの大局観をもった戦略が必須。定量分析はもちろんだが、著者の各種経験談に基づく定性分析も、現状と各国の動向をより明確に描く。特に「発電ロス」。”第五”のエネルギーは必須。一方、日本電力会社の”公益性”。バランスの問題がある気がしてならない。歴史、政治、経済動向なども踏まえた論理的な構成。今後のエネルギー政策の在り方を考えさせられる・・・。2015/01/23
kishikan
44
東日本大震災以来、エネルギー問題に関心が高まっているけれど、我々はこれまでいかに表面的な事象にしか目を向けてこなかったか、ということを知らされる本。まず前半では、原発の再稼働、ウクライナ問題、TPPに絡めた展開。次は今話題のシェールガスやLNGの話。これらは新聞などではお目にかかれない話なのでとても興味深い。石油埋蔵量の部分は少し専門的な話もあるので、難しいところもあるけれど、とにかく、ことエネルギーに関して我が国は無資源国。本当はこれらをきちんと理解して議論を展開しないと。是非多くの人に読んでほしい。2014/10/13
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