講談社現代新書<br> デジタルは人間を奪うのか

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講談社現代新書
デジタルは人間を奪うのか

  • 著者名:小川和也【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2014/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062882835

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内容説明

健常者の記録を破る義足アスリートの出現、脳とコンピュータの接続、デジタル認知症……デジタルテクノロジーはわれわれをどこに連れていくのか。デジタルの第一線で活動する著者による、最新トピック満載の書。デジタルによって豊かな未来が創造されるはずだが、同時に忍び寄る「不気味さ」の正体とは何か。「デジタルの船からは、もはや降りられない」「モノのネット化で変わる生活」「ロボットに仕事を奪われる日」など。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

42
なんだか日本語として変な題名だが、提起している問題はタイムリーだ。デジタル化の光ばかりが注目されがちないま、影の側面をしっかり警告している。確かにスマホが生活に浸透し、記憶力(特に羅列した数字)が衰えた気がする。もはやデジタルの船からは降りることができない以上、私たちはそれをうまく利用しつつ、絶えず思考していくことが大切なんですね。「情報は知識でも、思考でもない」。この説明がすんなり理解されにくくなっている(自戒を含めて)ことが、情報過多社会の証左なのかもしれません。2016/10/27

Mumiu

29
ひとつの思い、ひとつの可能性。それを決めるのはひとである。デジタルとひとの可能性や思いを書かれているが、紙の書籍として出版されたことも大きな意味をもっているのでは?2014/09/30

kubottar

20
ネットがなかった時代に比べたらとても便利な時代になったが、それで各個人の考える時間や創造力を発揮する時間が増えたかといえばそれは疑問符がつく。調べ物1つとっても昔に比べたら図書館に行かずに家でいくらでも調べられるが、それで空いた時間はゲームやSNSに奪われていく。結局のところ、ネットで時間短縮された部分はネットで消費されていくので、トントンになったような気がする。2019/04/03

リキヨシオ

16
日常生活とネットの繋がりと共に人は多く情報を見て習得が可能になり、スマホやSNSなど新たな娯楽も楽しめるようになった。ただネットの発達により情報入手コストが削減されたことにより生みだされた時間をどう有効活用しているのか?思考する時間や研究や勉強する時間に割り当てるのではなく、更なる娯楽の時間に使われている。そしてSNSの発達で他人と繋がっている時間が増えたはずなのに、余計に孤独を感じる人が増えているという矛盾にネット依存症の増加など、何気なくネットを利用している自分自身もハッとさせられる内容でした。2015/04/02

スプリント

12
デジタル化によって人間にもたらされる功罪が書かれています。十数年前には漫画や空想の世界だったことが現実になる一方、予測もできない問題が突然顕在化する危険性もありデジタル化に流されないことが重要だと再認識しました。著者が紙の新聞を購読し続ける理由を述べていますが共感しました。2014/10/21

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