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内容説明
1.がんの手術は寿命を縮めるだけ、2.抗がん剤は効かない、3.検診は無意味、4.がんは本物ともどきに分かれる――私が打ち立てた理論への疑問・反論に徹底的にお答えします。がんになったらどうするのが一番の得策か、どう過ごしていくのが最も幸せなのか、日本のがん治療に真っ向から異議を唱えてきた孤高の学者が、平穏に天寿を全うするために身につけるべき知識と考え方を指南!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
39
そうなんですね、がんは放置、の選択肢も入れておこう。医者を盲信して命を縮めるのはやめよう。以下メモ。がん手術は臓器を切るから早く死ぬだけ。内視鏡手術でも通常の手術でもリスクは同じ。たかじんさんの食道を切りとって胃とつなぐ手術の危険性。食道がんはどんな進行度でも手術以外を選択。どうせ死ぬなら自由に生きたいと、手術をしなかった赤塚不二夫さんは、診断から10年生き、がんでなく脳内出血でなくなる。手術でなく放射線治療しつつ、QOLを保つ。医学にボロボロにされたアナウンサーの逸見さん、それを美談にしてはいけない。2023/03/05
mari
18
う~ん。。。。結局どうなんだろう。。。本当に困る。でも何もしないっていう選択もあるのだろう。年齢によっても捉え方は違うし。自分だったらどうすべきか、どう生きたいか、それを考えるしかない。2014/12/25
じぇりい
16
複雑。極端な話、がんがあったとしても、自覚症状が無くまったく元気に生活している人がそのまま何も知らずに長く元気でいられたかも知れないのに、検診でがんが見つかったばかりに、治療によりその寿命を縮めてしまうかも知れないということ。著者はご自身の持論なのでかなり断定的に書かれていますが。どうすりゃいいのさ?がんがあってもなくても人はいつかは死んでいくそしていつ死ぬのかは誰にも分からない。がんの治療にしても沢山の取捨選択があり結局、信じるのは自分自身。自分がどうしたいかを考えるのに選択がひとつ広がったのは確か。2015/12/15
アイA♡
14
近藤誠先生の本は何冊も読んでいて「転移する本物のがん」と「放っておいてもいいがんもどき」がある。そして抗ガン剤によって命を縮めること。理想はがんは一番いい死に方なので、がんと分かったら受け止めて静かに死を迎えましょう、的な感じ。以前からよく理解していたつもりだったし、仕事には生かせそう。しかし実際に身内ががん宣告を受けた時、そうも言えないのが現実。知ってしまった以上積極的な治療はいりませんとは言えないし、本人が前向きに生きるためにも治療といえる何かは必要だろう。私はもう検診には行かないことにしよう。2015/02/16
イビサ
10
「がんは放置してもいい」ではなく、「がんは放置が良い」らしい。以前より 死ぬならがんがいいと思っていたが、下手に治療しなければ穏やかに旅立てるとのこと。実際にがんの宣告を受けた時に 同じ気持ちでいられるかわからないが、その時は再読しよう。この本は自分ががんになった時に放置することを理解してもらうために、親や家族に読んでもらうのがいいな。ただ、がんは遺伝子が傷ついて発生するため免疫力は関係ないらしいが本当なのか?(もちろん基本的な体力は必要だが)2015/01/17