内容説明
(隠れシングルモルト・ラバーの)タモリさん賞賛!
「圧巻である。本書には悪魔と天使が乱舞している」
作家・エッセイスト・バーマンとして、「サロン・ド・シマジ」のマスターであるシマジがシングルモルトに纏わる逸話を縦横無尽に語り尽くす、雑誌「Pen」の人気連載が書籍化。
架空のバーがいつしか現実のバーとなり、有名無名の怪人物が登場して彩りを添える。
お酒を愛するすべての老若男女へお届けする、シングルモルト・ストーリーズ。
バーのカウンターには笑いがあり涙があり人生がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フジマコ
25
僕は22歳からスコッチのシングルモルトを飲んできました。二十歳の時に最高のバーマンに出会い、今マスターは80を過ぎられそれでも現役でカウンターの向う側に立たれています。そのマスターがウイスキーの飲み方についてまだケツが青かった僕に教えてくれたこと、最初に飲む銘柄はオフィシャルを飲むこと。一番よく売れてるスタンダードな熟成年のものを飲むこと。そして最後に同量以上の水で割らないこと。サロンドシマジは、新宿伊勢丹に本当にあるバーでシングルモルトとシガーしか置いていないんだそう。島地さんに会ってみたくなりました。2014/11/09
くみ
16
私が島地さんと出会ったのは中学の時。某テーマパーク発刊雑誌への寄稿文だった。柴田錬三郎先生の担当をしてた頃の話で、妙に印象に残る文章で何度も読んだ。しかし名前を失念。「週刊プレイボーイ編集長」のインパクトが強すぎた。その後かなり長い年月を経た頃、突然彼が目の前に現れた。録画番組の終わりに、島地さんのドキュメンタリーの番宣が入っていたのだ。数十秒で、その格好良さにしびれる。「今度は離さないわよ」伊勢丹で本当にバーを開店してる島地さん。ウイスキーの話、ウィットと含蓄のある会話。大人の余裕とはこういうことか。2017/11/29
ともさち
14
バーは好きなのだけど•••まだまだお子ちゃまなのかわからない。。笑 ラフロイグの歴史がわかったのはよかった。多分、あと数年してからもう一度よんだらハマる気が。2016/11/14
えいなえいな
8
タモリが帯を書いていたので買ってしまいました。僕はお酒を飲めないのですが、上司が酒好きで、付き合ってバーに行っている間に少しずつお酒の飲み方が見えてきたように思えます。バーで飲んでいる人たちやマスターには少なくとも自分にはない生き方を持っているんだな、と勉強になります。2014/09/19
Ai
7
好きなことをトコトン楽しむ人は格好いいな~。 雑誌Penでの連載エッセイ。タイトルを見て惹かれて購入。シングルモルトとか、シガーとか知らない世界だけど、飽きずに読めた。人生は直当たりと言うセリフに納得。私も心掛けたい。2017/05/17