内容説明
中2の伊藤風味は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。一斗餡に、長崎街道=シュガーロード沿いの菓子店が集結し、新製品の菓子で競い合うSS1グランプリ参加の誘いが舞い込んだ。超絶美少女の優里に嫉妬まじりの八つ当たりをして美術部に顔を出しづらくなっていた風味は、家業を手伝うことにした。そこに、菓子職人になるため修業中のチャラ男の兄も加わって……。九州発のスイーツな“ご当地青春コメディ”。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
91
お菓子食べたくはなったけど、こないだ読んだ駅伝の話の方が本としては面白かったな。2016/03/31
chimako
90
「風味さんじゅうまる 」はお菓子の名前。福岡県長崎街道沿いの老舗菓匠 一斗餡の新作である。主人公はそこの娘 風味、中学二年生 美術部。訳あって部活には出ていない。そんなときSS-1 というお菓子のコンテスト開催の知らせが舞い込む。美術部員とのいさかいや製菓学校に在籍する兄に対するささやかな嫉妬、おばあちゃんの病気などをからめながら、いよいよコンテスト当日。「風味さんじゅうまる」はいったいどんなお菓子なのか?グランプリの結果は?風味の美術部復帰は?勢いがあって一気に読める。そして和菓子が欲しくなる一冊。2016/05/11
BlueBerry
80
和菓子屋さんを舞台にしたホームドラマと言った感じです。全体的に良い雰囲気なので安心して読めますね。読後感も良かったです。地味目ですが私の好きな感じの作品だったと思います。和菓子の描写が割と丁寧で想像するのも楽しかった♪和菓子屋さんとか好きな方が多いからそう言う方にはお勧めですね。序盤○中盤○ラスト○総合○2014/10/01
あじ
75
(児童書)『将来の夢』を書くよう、担任から渡された紙に戸惑った事がある。考えた事が一度もなかった…困った私は、隣の席の子のを盗み見て同じように書いたっけ。主人公は老舗のお菓子屋の娘。幼少時から商いを見て育ったからか、兄と共に『将来について』考える事が身近にあった。自分は何が得意で何が不得意なのか。それを自身で知ることはとても大切なことだと思う。小学生から中学生に上がる時期に読む事を薦めたい。また本作中に出てきたキーワードから、次の三点についても合わせて調べ、学んで欲しい事をコメント欄に挙げます。続く2014/11/26
ゆみねこ
72
老舗和菓子屋・一斗餡のお話。和菓子、特にアンコが食べたくなります♪風味さんじゅうまる、素敵なネーミング!2016/05/19
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