壁はきっと越えられる

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壁はきっと越えられる

  • 著者名:鈴木明子
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • プレジデント社(2014/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833420990
  • NDC分類:784.6

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内容説明

才能がなくても、遅咲きでも、勝てる方法はあります!
2度のオリンピックに出場した遅咲きのプロフィギュアスケーター、
鈴木明子が教える「夢をかなえる晩成力」。


──私が三回転、三回転の連続ジャンプを跳べるようになったのは26歳のときです。
この年齢で跳べるようになった女子選手は、おそらく世界でも私だけだと思います。(本文より)

「私はウサギじゃない、カメなんだ。でもカメは最後には勝つんだ……」
「カメだからこそ、二度もオリンピックの舞台に立つことができた」
「もし“カメなんて嫌だ。私はウサギになる”と、足が速くなる訓練ばかりしていたら、
きっと途中で息切れしていた」と語る著者。

誰も彼もこぞってウサギをめざしているように映るいまの社会。
けれども自分のペースでコツコツ進むカメがその特性を活かせば、ウサギにだって勝つことができる。

鈴木明子、競技引退後の今後の活躍をも予感させる本書は、
足が遅くて悩んでいる人が「早くなくてもいいんだ」と気づける、
そして前に進み続け、自分が目指す場所にたどり着くための方法がわかる1冊です。


【目次より】
◆第1章:遠回りという素晴らしい生き方
・早熟型と晩成型
・乗り越える喜びを知らない早熟型の不幸
・努力の習慣が身についていない早熟型は案外もろい
・自分は晩成型と認めるには勇気が要る
・誰にも遠回りとは言わせない

◆第2章:好きなことをやりましょう
・大事なのは才能より好きかどうか
・スケートがいちばん好きだった
・やってみなければ好きかどうかわからない
・やるときは全力で取り組む
・自分を知ろう
・ときにはアドバイスに耳を傾けてみる

◆第3章:壁はこうすれば越えられる
・練習は裏切らない
・必要な努力の量を見極めるのは難しい
・どこで可能性に見切りをつけるか
・環境を変えてみる
・目標には覚悟が必要
・トップ選手に共通な「素直さ」
・ときには戻ることも有効
・私のスランプ脱出法

◆第4章:本番で力を発揮するには
・練習で120点とれなければ本番で100点は無理
・絶好調は危険
・ミスを引きずらないコツ
・自分のためより他の誰かのためのほうが力が出る

◆第5章:私が尊敬する遅咲きの人たち
・圧倒的な存在感~市村正親さん
・真っ直ぐな人~葛西紀明さん
・少年の心をもった人たち~古澤巌さん、cobaさん、東儀秀樹さん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

D21 レム

32
「フィギュアスケートは練習量の差が実力が直結する競技」「できるのに練習を控えるというのは想像以上にたいへん」「成功する秘訣は、成功するまで努力をやめない」「自分の願望をただ念じていたり紙に書いたものを眺めるだけで、それが現実になるとは思えません」「素直な人間ほど逆境に強い。ぜひ覚えておいて下さい」「スランプに陥ったら、できることとできないことをきちんと整理する」「自分のためでなく私のために滑って」と言った母。本の後半になってやっと、あっこちゃんの強さがむくむくと出て来て、心にぐんぐん入ってきた。素敵。2015/06/18

澤水月

23
晩成ということについて、市村正親や葛西紀明への思い。拒食に至り回復した経緯が分かる。英語でネイティブに話す第一歩「ラベンダーアールグレイティーラテ」が通じるまでの頑張りが面白い。アスリート側に立った取材をしたいという気持ちを応援したい。一つだけ気がかりな感じがしたのは、お母様とコーチの存在がとても大きく壁を乗り越える力になっているのが行間の端々から窺えすぎ、そのお二人なしでも独りで歩めるだろうか…など。ゆっくり、しっかり見つめて行かれると思いますが2015/07/06

naobana2

21
サインをいただいてから読んでなかった。晩成型だった選手時代の話。早熟型と晩成型の違い。浅田真央選手は早熟型でありながら努力家だった。好きなことを続けること。2015/03/08

宇宙のファンタじじい

12
本も良かったのですが、サイン会でお会いした鈴木明子さんがとても素敵な方でした。あの物腰が柔らかさは、きっと著書にあるような、努力とかストイックさによって、壁を乗り越えてきたところから来ているのかなと思いました。2014/11/15

杏子

11
フィギュアスケートだけじゃなくて、いろんなことに迷っている人や悩んでいる人に対して、大きな後押しをしてくれるような内容になっていると思いました。鈴木さんの生きてきた道筋も知ることができ、一石二鳥ですね。2018/04/24

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