単行本<br> 人体の物語 解剖学から見たヒトの不思議

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単行本
人体の物語 解剖学から見たヒトの不思議

  • ISBN:9784152094766

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内容説明

人体とは、私たちヒトにとっては最も身近でありながらその働きに最も疎い、いわば探検しつくされた世界に残る最後の「未踏の地」である。新しい器官が発見され、各種テクノロジーでその限界が拡張されつつある人体はいわば、貪欲に版図を広げる「帝国」なのだ!
その人体をテーマに、名画を解説するように、専門文献から絵画、文学、各種エンターテインメントからの引用を縦横に駆使し、ドライなユーモアとウィットをふんだんに盛り込んだ文章で科学的な事柄を解説する名キュレーター、オールダシー=ウィリアムズが、実際に解剖されつつある人体にも取材し、探索と発見の旅の顛末を語る「人体読本」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

17
サブタイトル「解剖学から見たヒトの不思議」とあるが、内容はほとんど解剖学ではない気がする。解剖学に惹かれて読んだので、少しがっかり。人体解剖の歴史や時代背景が主だった。2016/04/19

sibasiba

9
人体の解剖学的解説書ではない。物語とあるように歴史的な文化的なエピソードが面白いが、サブタイトルの「解剖学から見たヒトの不思議」は誤解を招くな。後、部分はもう少し多くても良い。「舌」「鼻」が無いのが不思議。2015/01/07

人生ゴルディアス

4
『元素をめぐる美と驚き』の人だったのか。元素のほうは元素ネタが序盤で尽きて後半はひたすら著者の文学的な深い教養と絡めて語るという苦肉の策に陥っていたが、本書ではそれがうまく機能していてとても面白かった。なぜか? それは、おそらく人体が元素よりもより文化的な性質を身にまとっているからだろう。ほら「身にまとっている」という言葉がすんなりと出てくるくらいに! な感じで語られる本書。ちなみに解剖学の本ではないのでそこだけ注意。編集者は帯で本書が人文よりなことを強調すべきだったと思う。2015/02/01

おだまん

4
解説にもありましたが、人体についての科学的啓蒙書というよりは、解剖にまつわる芸術、哲学、歴史よりの人間とは何か、的な話。かなり文学的でかえって難しい感じ。でも知的好奇心を満足させる、面白い試みです。2014/10/29

わたなべよしお

4
 人体に関する最新の科学的知見が分かりやすく書かれていると思って買った。しかし、そんな本ではなかった。せいぜい、人体の科学史、または、人体の社会史とでも言うべき本で、私の期待とはかけ離れていた。過去に人体各部がどうみられていたか、どんな象徴となっていたか、なんて読みたくなかったので、購入は失敗だった。残念!2014/10/14

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