内容説明
ユーモアに溢れ、風刺が効きつつもアットホーム……。『サザエさん』が国民的漫画として愛されるようになった裏には、母と三姉妹の物語があった。(巻末エッセイ・夏目房之介)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
heslkst
9
長谷川町子さんの人生を書いている本。 長谷川はんの家族も非常にユーモアがあり、楽しく読めた。2016/10/25
りこ
6
実家が東芝の電気屋で、家電のセット買いでサザエさん全巻セットプレゼントのイベントがあり、実家にサザエさん全巻セットと、うち明け話があったので、一応読破してます(笑)しかし長谷川さん今ならヒッキーですよね(笑)2015/02/13
Miho Haruke
2
青少年向けの評伝シリーズ、2014年8月第1期15冊が刊行というからできたてほやほや。表紙のイラストは寺田克也のエンピツ画。アインシュタイン、ヘレン・ケラーはいいとして、ジョブズ、シャネル、安藤百福の名前があるのが目を引く。それらに混じって長谷川町子? 長谷川町子! だ。2014/09/19
ビシャカナ
1
サザエさんの作家ということしか知らなかったが、初の女性プロ漫画家、漫画家として唯一の国民栄誉賞受賞者という偉大な側面。おきゃんで内弁慶という意外な側面もありつつ、漫画家として毎日悩んで漫画を描いて楽しいと思ったこともないほどの職人気質など、多面的で奥深い人間像が見えてきた。解説にもあるが、今やなつかしさの象徴であるサザエさんだが、長谷川町子自身は当時の世相を反映した現実的なものを描こうとしてたのなら、今のアニメのサザエさんをどう思うだろうか。2018/02/27
紺
1
国民栄誉賞を受賞されていたことも、何で「サザエさん」一家が全員海にまつわる名前なのかなど、長谷川町子さんのことからサザエさんの事まで分かり、面白かったです。2016/06/26