白蓮自叙伝 荊棘の実

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白蓮自叙伝 荊棘の実

  • 著者名:柳原白蓮【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 河出書房新社(2014/09発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309023151

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内容説明

「花子とアン」で注目の白蓮が自らを語る、波瀾の半生!!伯爵令嬢として生まれ、望まぬ結婚、そして破婚。東洋英和で村岡花子と友情を育んだ日々、25歳年上の大富豪との再婚。ついに白蓮はすべてを、道ならぬ恋!に焼きつくそうと決心した!!帳の蔭の悲劇の半生。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

椿

12
朝ドラ関連で読了。柳原白蓮の自伝的小説。当時の妻の立場は、ものすごく弱かったんだなぁ。華族の女性の考え方も、驚いたよ。2014/11/29

Mana

7
柳原白蓮が自分の半生を小説仕立てにしてまとめたもの。仮名遣いとかを直してあるので読みやすい。小説仕立てだから評伝とかよりも面白くて一気に読めてしまった。幼少期の農家に里子に出されていた頃(昔の公家の子供は皆農家に里子に出されていたらしい)の話が意外と長かった。他では読めない話なのでとても良かったと思う。2014/10/06

yasumiha

3
柳原白蓮の自叙伝。林真理子氏の「白蓮れんれん」を読んで、いつか読みたかった小説。宮崎龍介と出会い、白蓮事件を起こす前で終わったのが少し残念だが、愛情に飢えた白蓮の苦悩、嫉妬、諦めなどの心の内が細かく描写されており、一読の価値があった。当時の華族と平民の生活様式の違い、女性の地位の低さなどもよく分かった。また女中や家来を何人も雇い、想像以上に華やかな公卿華族の生活振りには感心した。儚げだが気位が高いお姫様であった白蓮には、荒々しい平民に嫁いだ事が不幸の始まりであったのだろう。2023/03/13

miou

3
世間を騒がせた例の事件の前で終了。そこから先が知りたかったのに!という残念な気持ちが少々。ただ、当時の華族が今では考えられないような基準で生活していたのだけはよくわかった。時代やしきたりに翻弄された人形のような前半生の後に、自分の意志を持った、一人の人間としての白蓮があるかと思うと感慨深い。2016/06/01

どみ

3
明治から大正にかけての、華族のお姫さまの半生。いくら学問を修めても才能があっても、男性に頼るしかない当時の女性の生き方に、時代を感じ価値観の違いを感じ。ヨヨと泣き崩れるばかりの白蓮さんですが、この物語の終末からこそが、私の読みたい白蓮さんであることが判明。2014/09/21

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