角川文庫<br> スリーピング・ブッダ

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角川文庫
スリーピング・ブッダ

  • 著者名:早見和真
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041019412

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内容説明

敬千宗の大本山・長穏寺に2人の若き僧侶が上山した。北陸の古寺の跡取り、小平広也。バンドでプロを目指すも挫折し、「安定」を求めて仏門を叩いた水原隆春。対照的な二人は、厳しい修行を通じてさまざまな現実に直面する。いまだ続く世襲制、先輩僧侶たちのいじめ、欲にまみれた夜遊び……。やがて2人はある決意を胸に行動を起こす。そして待ち受ける衝撃の結末とは。生きる意味を問いかける、熱き男たちの青春パンク小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

74
難しいよこれ。単行本で読んだ時に途中から迷子になってしまったので再挑戦すべく志新たに読み始めたのだけど、やっぱり途中から迷路に迷い込んでしまった感じ。2016/03/20

kei302

61
タイトルは涅槃たぶん。表紙イラストは青春仏教系でポップなイメージを持ったけど、重い目の話だった。 厳しい修行僧期間がリアル(修行どんなんか知らんけど)。その後とラストは予想の斜め下向きで終わる。寺はどうなるんだろう。KindleUnlimitedまあまあ楽しめた。2022/04/08

優希

59
パンクで爽やかな作品なのかと思えば、結構シリアスな作品でした。修行の中で経験していく事柄は真実であることは、宗教こそ違えどキリスト教信者の私にも当てはまると思います。生きる意味、信じる意味を問いかけている。宗教とは何かを奏でる音楽のような作品だと思いました。カルト形成にもつながる側面もあるのはちょっと怖いところです。2022/09/10

Smileえっちゃん

57
表紙、表題に誘われて読みました。初作家さん。スリーピング・ブッダ・・・涅槃像様なんですね。住職の二男として育てられた広也。バンドのプロを目指していたが、見切りをつけ、仏の道を選んだ隆春。総本山、長穏寺での厳しい修行が始まる。表紙を見て、もっと軽い内容かと思っていたが、しっかりした、あつい青春の物語でした。救いを求めて椿が現われた後半、人を救うとは何かを考えさせられました。純粋に救うことを考えるとそうなるのか…真面目に頑張ってきていただけに、流れを変えられた感じで残念です。でも良い本でした。2018/05/02

オーウェン

55
寺の跡取りとして修業に向かう広也。 バンドの夢を諦め安定した坊主の地位に向かった隆春。 2人は僧侶になるため、寺で修行に励むのだが。 分かりやすい先輩坊主のいじめだとか、明らかにターゲットになりそうな見習の結末。 それに感化されて、僧侶になる意味を知っていく2人。 修行寺から出ていく場面で終わったら爽やかなドラマになったのだろうが、その後は宗教関連のダークな一面が顔を覗かせる。 震災に加えて新興宗教というやり口。 袂を分かつ上で、どちらが良かったのだろうか。2025/04/13

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