集英社文庫<br> リタとマッサン

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集英社文庫
リタとマッサン

  • 著者名:植松三十里【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 集英社(2014/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087452181

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内容説明

リタは、婚約者を第一次世界大戦で亡くし、医者だった父も喪って、失意のなかにいた。その頃、妹が通うグラスゴー大学の留学生竹鶴政孝と知り合う。日本でウイスキー作りをするため、イギリスまで学びにきた政孝に、驚きながらも惹かれていくリタ。だが、国際結婚を決意した二人は家族の猛反対に遭い……。夢の実現に邁進する夫と、献身的に支え続けた妻。ウイスキー誕生のため生涯を賭けた夫婦愛。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

174
リタとマッサンは結ばれる運命としか思えない。家族に反対されながらも、マッサンへの愛を貫いたリタの覚悟と、苦労を苦労と思わせない前向きさは、まさに内助の功。そして、マッサンはリタへの優しさと仕事での忠義には、男前の魅力を感じる。この二人は夢のためなら努力も惜しまない。そんな二人が夫婦なんだから、素晴らしいウイスキーを誕生して当然だと思う。最後の章は、四季を巡りながら、いろいろな料理が出て、食べたくなる。もちろんウイスキーを片手にね。ウイスキー作りの物語だけではなく、素敵な夫婦愛の物語でもありました。2020/10/08

コットン

74
ソウルメイト本。TVは見ていませんがAZさんのつぶやき:「エリーさん頑張ってる~(*´ω`*)」のリンクを見て気になり読み、リタとマッサンの話を楽しめました。物語中の手塚山の洋館住まい時代、家主(芝川さん)の夫人と少し関わりますが大阪のユニークな芝川ビルを建てた人だったのが面白かった。2014/11/27

レアル

68
ウイスキー造りに命を懸ける男竹鶴政孝とそれを支える女リタの話。ウイスキーを学ぶためにイギリスへ留学、国際結婚とこの時代はどれも今よりも難しかっただろうと想像できる中を乗り越えて、日本のウイスキーの父とまで言われるようになるまでのウイスキーにかける情熱も凄いし、それを支え続けたリサの愛も素晴らしい。物語にはサントリーの鳥井さんの登場もあり、政孝がニッカだけでなく、こちらにも携わっていたなんて初めて知った。2016/12/31

むらKみ

67
夫婦愛に満ちた内容でした。この時代の国際結婚って、小説に描かれている以上に大変だったのではないでしょうか。周りの方の支えは、大きかったのでしょうね。 ニッカウヰスキー(創業者)、サントリーなどおなじみの名前に親しみも感じました。 喜びも悲しみを分かち合える。うらやましいかぎりです。2016/08/16

きむこ

58
朝ドラで人気のマッサンとリタを描いた作品。ドラマではカットされていたスコットランドでの出会いと暮らしが前半たっぷりと語られていて、日本での生活はかなり早足で話が進みました。ドラマとは違う部分も多いです。マッサンとリタの深い愛情と絆が感じられる作品ですが文章があらすじのように淡白だったのが残念でした。2015/02/07

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