内容説明
圧倒的な力で魔界を平定した魔王・ヘテロカリスは、暇をもてあましていた。 敵はいない。雑務は退屈。仕事をさぼれば参謀のシャルから説教される。 そんな中、彼は自分と互角に闘える可能性を秘めた「勇者」の一族がいることを耳にし、期待を胸に人間界を訪れる。 ……だが、人間界はモヒカンが跋扈する世紀末と化していた!人間社会が荒廃しているため、勇者の血を引く少女・グランディスは生活を送るのに手一杯。冒険に出るどころではない。 業を煮やした魔王は、勇者を立派に育てるため、一つの決断をくだした! 「俺は――人間界をたてなおす!」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
世紀末展開の中で生きる幼い勇者の女の子を心配した魔王が、あしながおじさん的な援助を続けた挙句、勇者たちのパーティに加わって一緒に旅する物語。幼い勇者の成長を生暖かく見守る魔王、ヒャッハーなモヒカン経営陣相手に労使交渉始めたり、プロレス的展開溢れる魔界攻略。。。他レーベルの松山作品を期待して読むとコレジャナイ感は半端ないですが、斜め上な展開が続く物語も最後は何かいい感じにまとまっていて、息抜きくらいに思って読む分には意外とそこそこ楽しめるのではないかと。まあ触手展開はなくても良かったと思いましたけど(苦笑)2014/08/23
あなほりふくろう
27
「アイリス」「アマリリス」の松山剛はどこいった。モヒカン相手に労組交渉を始めたときにはどうなるものかと期待したんですが、後半はテンプレっぽくて、きれいに可愛らしくまとまってるけどそれだけって感じで。バカでエロってだけで何も残らない話なんで個人的には大ハズレですが、頭空っぽにして読む分にはいいんじゃないでしょうか。ひとつ、なぜ触手のイラストがないのかと苛立ったその次の瞬間のM字開脚に、そっちかい、と。エロ描写が意外と上手なことにビックリでした。短かったけど(苦笑) 2014/08/23
まりも
23
松山剛の一迅社作品。一迅社なだけあってすごくおバカな内容ですね。世紀末と言えばモヒカンという発想だったりやたら入ってくるエロシーンだったりと頭からっぽにして読めるを徹底してます。サブタイトルにある勇者の少女を育てる、人間界の世直しがあっさり終わってしまいその後は普通にテンプレラブコメみたいな魔界編中心になったのは残念。まぁ、ページ数限られてるから仕方がないのかもしれませんが。とりあえず続刊あるならシャルと魔王のラブコメでお願いします。2014/08/23
サキイカスルメ
17
モヒカンだらけの人間界を立て直すので1冊いってほしかったなぁ。暇を持て余した魔王がハマった物語のように勇者と伝説の決闘をするため頑張るおお話。コメディ(エロもあるよ!)でした。エロにつきましては、私は特に求めている要素ではないのでノーコメントとしまして、コメディ楽しかったです。ただ、幼女勇者を育てる話をもっと掘り下げてほしかったです。もっとあしながおじさん強めでもよかったのよ。ヒロインとしては、シャルがよかったですね。2014/08/25
ドル箱
15
ぼくのかんがえた、さいきょうのまおうとゆうしゃのえほん。すこしえろいところもあるけれど、いちじんしゃなので、このくらいのことをしないと、だめだしをくらいそうなので、おもいっきり、ふんぱつしてかいてみました。すこし、せっていはちーとだけど、げへへ、うまくかけたかな。ん~著者買いはレーベルを見て、試し読みして、購入しないといけない、反省しました。私の辞書に、燃えはあっても、萌えはない。続き?いりません。2014/09/09