講談社現代新書<br> 米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略

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講談社現代新書
米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略

  • 著者名:布施哲【著】
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • 講談社(2014/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062882774

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内容説明

本書の第4章「米中衝突2030」では、台湾海峡危機と南シナ海危機に端を発する、日本と台湾を巻き込んだ米中の武力衝突を、「戦争シミュレーション」という形で描いている。日本にとって最悪のシナリオとは? 中国海軍の「本当の実力」と「アキレス腱」、自衛隊に課せられた役割と米軍の反撃作戦とは――。アメリカが想定する米中紛争シミュレーションをもとに、「集団的自衛権」後の安全保障を考える。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hsg

6
Peter Navarroの「米中もし戦わば」と重なる内容も多いが、自衛隊や在日米軍の弱点を特に扱っている点は、本書に特有かと思う。昨今出ている敵基地攻撃能力付与の話は、本書のシミュレーションのような内容を踏まえ、各種ミサイルのキャリアを先に叩くことを目指すものかと思うが、先制攻撃ができないとすれば、先ず本土の守りを確固たるものにしない限り、いくら攻撃アセットを整えても意味が無いように思えた。自衛隊としては、巡航ミサイルによる基地攻撃での被害を低減する策や、旧式化した戦闘機の更新が課題になるようである。2018/12/09

モモのすけ

6
まずは「第4章 米中衝突2030」から読むことをおすすめします。中国のA2/ADは既成概念を破った。「空母という高価で貴重な兵器をミサイルやサイバー攻撃という安価で手軽な手段で無力化してしまうという非対称なアプローチ」。米軍が引けば、中国は台湾を、沖縄を、そして日本を視野に入れて行くだろうと。日本を攻めにくい国にするためにはどうすれば良いのか?結局、経済力や技術力を強くしていくしか道はないのか。2014/09/15

おせきはん

5
米中に武力衝突が発生したとき、米国にとって日本が重要な拠点になることがよくわかりました。また、ミサイル攻撃の効果や、自衛隊の装備の課題も理解できました。2016/09/29

CTC

4
著者はテレ朝入社後に防大で総合安保を修了し、安倍首相の父君に由来する安倍フェローシップを受け米国で学んでいる。私の知識が先の大戦で止まっているからだろうが(笑)、ランド研究所他のレポートに依拠する考察は新鮮。とりわけ人民解放軍が志向するA2/AD的な戦い=マルウェアによる指揮統制システムへの関与や、安価なミサイルでの高価な艦船や戦闘機への攻撃、は多用されれば高機能な兵器も対処しきれない。著者が云うように米中全面対決は現実的ではないだろうが、シミュレーションすることで、装備や戦術、政治の課題がみえてくる。2014/10/15

Studies

4
質の面で、日本人が書いたものとしては最高水準レベルにある。 新書と侮るなかれ。 しかし、初心者向けではない。2014/09/09

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