内容説明
50代というのは、人生の中で最も楽しく輝く時期だと言えます。これまで積み重ねてきた経験もあります。楽しいことだけでなく、辛いことや苦しいこともたくさん経験している。その経験は必ず心の糧として蓄えられています。少しだけ家族や仕事から解放され、自分次第で何でもできる可能性がある。まだまだ夢を叶えることは十分にできます。これまでの人生でやり残したこと、やりたかったことに再び挑戦することもできます。自由自在に自分の人生を歩いて行くことができる、まさに50代というのは、人生における「自在期」なのではないでしょうか。毎日の仕事や家事などの「忙しさ」に埋もれてしまってはいけません。心に余裕を生み出せるか否かで、50代からの生き方は大きく変わってきます。本書では、不安や迷いから解き放たれ、心に余裕が生まれて穏やかになる禅の知恵を、僧侶である著者がやさしく紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
43
【坐禅の坐】 『現実社会に流されながら生きている自分と、揺らぐことのない確固たる自分の中の仏性。土の上にで対峙している姿。(当初は自然の中、やがて屋根のある場所で。そこで、「座」という文字に変わった。』 うんちくはここまで、 私は「なんかしらんけど」座っています(^ω^)2014/12/16
ケロコ
34
スルッと読了。枡野先生の本は軸が禅なので、何冊も読むと割りと繰り返し言われていることが有ることに気付く。そうやって自分の中に叩き込んでいきたいと思う。余裕を持って、寄り道して、ガツガツ行かずにゆったりと。明日もまた良い日であるようにと願う事さえ心持ち。2015/09/02
JohnOM
7
再読です。本を読み終えた時、心が軽くなった。第4章の「捨てて、手放して、もっと人生を身軽にしよう」が参考になった。2017/08/05
なっしー
4
枡野俊明さんの本 基本的にはお坊さんの説法的な本 文書量もそれほど多くないので読みやすい。 *欲望を整理 *捨てて、手放して人生を身軽に・・・ *比較する材料を探さない などなど 迷える50代の良い指標になると思う。2017/06/13
夢みる夢子
4
曖昧さとは、いい加減さとは別のもの、優柔不断とも違い、曖昧さとは人生を生きやすくするための知恵です。前向きの曖昧さを身につけていく事。その知恵を身につけることで人生は変わってくる。という一文があり、これだ‼️ これが、私に欠けているので生きにくいのだと痛感。また、捨てて、手放して、人生を身軽にしようは、解ると思いました。2016/08/21