ドラマと方言の新しい関係 - 『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまち

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ドラマと方言の新しい関係 - 『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまち

  • ISBN:9784305707260
  • NDC分類:818

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内容説明

近年、方言がドラマにおいて果たす役割がきわめて重要になってきた。
例えば、『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまちゃん』…。
本書は、言語研究の立場から、ドラマの方言を捉え直します。
果たして、ドラマの方言が変わってきているのか。
それとも、方言がドラマを変えたのか。
実際にドラマのことば指導を行っている俳優や、NHKのドラマ制作班の方々を迎え、その謎を考え、「ドラマ方言」が誕生する過程に迫る。
2014年3月に行われた「ドラマと方言の新しい関係」シンポジウムの完全書籍化。

目次

はじめに―ドラマのなかの方言はおもしろい●金水 敏

本書を読む前に知っておきたい
『カーネーション』『八重の桜』『あまちゃん』のあらまし

Part.1
ドラマ方言の新時代

1 フィクションの言語と方言●金水 敏
  「役割語」について―人物像と結びつく話し方
  リアルな話し言葉
  フィクションの話し言葉
  ドラマのなかで方言をどこまで取り入れるか

2『あまちゃん』が開いた新しい扉 ―「方言コスプレドラマ」ができるまで―●田中ゆかり
  NHKの大河ドラマと連続テレビ小説
  ドラマ方言と方言指導
  「なんちゃって」から「リアルさ追求」へ
  『あまちゃん』が開いた新しい扉―四つの装置
  まとめ―方言とヒロインのかたち

3方言とアイデンティティー ―ドラマ批評の立場から―●岡室美奈子
  『八重の桜』『カーネーション』『あまちゃん』―三人のヒロインたち
  新島八重―会津を離れても変わらない言葉
  小原糸子―岸和田に留まり続ける言葉
  天野アキ―人工的に身に付けた言葉
  ヒロインと地元の関係を反映する方言

Part.2 公開インタビュー 
方言と格闘するドラマ制作現場

ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

396ay

1
文京区図書館。カーネーション、あまちゃん、八重の桜をポスト震災後ドラマと見る試み 2021/05/17

Chicken Book

1
ゼミの調査研究で参考にした本。役割語が実際にドラマで使われてる事例が書かれてる。2020/07/01

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