内容説明
右肩にある瑕に、君島典子は幼い頃から苦しんできた。激しい痒みと痛み。どんな治療もほとんど効果がなかった。病院を転々とした末に辿り着いた遺伝子治療という選択。典子は主治医らとともに、奥深い山中にある研究施設へと向かう。ところが、そこには、何体もの惨殺死体が転がっていた! ここにはとんでもなく危険なナニカがいる? 衝撃のサスペンスホラー。
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通勤電車で読む本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yunemo
226
何だか突拍子もない話になってしまうんですね。ホラーの位置付けでいいんでしょうかね。進化と不老不死、行き着く先はゴキブリですか。スピーディーな展開に一瞬引き込まれましたけど、どこかに無理がありません?姉妹愛、親子愛は伝わってきます。いろんな要素が詰め込まれ過ぎ、そんな気がしてなりません。もったいない、そんな感じが強いだけで、けして読後感は悪くはないんですよ!自身の感覚からすると、幅が広過ぎて、どこに力点が置かれたのか咀嚼出来ずに最後まで、というのが本音なのです。ちょっと自身の読解力に不安を抱きながら。2015/01/10
タックン
121
グロイ誉田さんだしサスペンスホラーって紹介されてたので怖いって思ったのに何かホラーっていうよりグロイコメディみたいだった!!そのくらい内容が浅はかだし物足りなかった。特に人間の進化系がゴキ(G)とは驚きっていうか笑える・・・・。 ただ3人の黒い羽がどうなってくのかが気になるし、少し怖いな。設定やテーマがよかっただけに残念だなあ・・・・でも誉田さんの初期みたいだからしょうがないかあ。2014/11/10
イアン
111
★★★★★☆☆☆☆☆誉田哲也初期のパニックホラー長編。幼い頃から右肩にある黒く変色した瑕に悩まされてきた典子。遺伝子治療を受けるために訪れた研究施設で典子が見たものは、何体もの惨殺死体だった――。閉鎖空間での殺戮劇。そこでは一体どんな研究が行われていたのか。いわゆる〝黒誉田〟作品だが、初期の作品だけにB級ホラー感は否めず、(人物の心情面での)リアリティが乏しかった。後半にフルネームで連呼されるある人物と同姓同名の知り合いがいるが、読者からの嫌悪を一身に浴びる人物は珍しい名前にするなどの配慮があってもいい。2026/10/30
まさきち
110
誉田さん特有のグロさは楽しめたものの、展開としてはやや単調。展開も結末もかなり早い部分から予測できるもので少々物足りなさを感じた一冊。でも通常疾患と思われるものが実は細胞レベルで進化を成し遂げようとした結果としてとらえているところは興味深かったかも。2018/07/07
りゅう☆
109
小さい頃から背中の瑕の痛みと痒みに苦しみ続けた典子。担当医野本が勧める遺伝子治療を受けることにしたが途中の雪道で事故。なんとかセンターに辿り着くもそこに待ってたのは内臓が抉られたいくつもの死体だった。外と連絡を取りたくても電話が繋がらない、道は塞がれて孤立した状態。センターの中にいる犯人の存在、忍び寄る気配に慄く。そしていよいよ犯人との対峙。この状況で野本からの告白は切ないよ。カフカの『変身』を思い出す。そして全てを受け止め進みだしたラストはホラーテイストだったのにまさかのラブ?ま、これはこれでいいけど。2019/08/06
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