幻冬舎文庫<br> 虎がにじんだ夕暮れ

個数:1
紙書籍版価格
¥759
  • 電子書籍
  • Reader

幻冬舎文庫
虎がにじんだ夕暮れ

  • 著者名:山田隆道【著】
  • 価格 ¥721(本体¥656)
  • 幻冬舎(2014/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344422438

ファイル: /

内容説明

赤ラークとダルマウイスキーをこよなく愛し、阪神タイガース一筋のじいちゃんが、ある日受験生の僕を誘惑した。「学校なんかさぼってまえ。東京行くぞ」。超満員の神宮球場で負け試合を観戦した二人は、翌日も観ようとなけなしの金でラブホへ......。ハチャメチャ虎バカじじいと過ごした、かけがえのない年月を描く、感涙必至! 珠玉の家族小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

145
1985年の日本一(ここ力強く強調)から暗黒時代(何の事?)2003年のリーグ優勝(ここ強調)まで、吹田に住むトラキチの爺ちゃんと孫の雅之と家族の物語。(ここでBGMにスクールウォーズ流れる)爺ちゃん、生粋なんてものではない、ぶっ飛んだトラキチだ!滅茶苦茶な話だったけど、最後はしんみり。雅之の彼女にまさか!となる。トラキチによるトラキチのための物語であるかもしれないけど、この物語はプロ野球ファンのためにもある物語。たまたま題材が阪神タイガースだったということだね。近鉄対ロッテの10・19決戦も懐かしいね。2020/07/18

ポチ

51
1985年の日本一から暗黒時代を経て2003年のリーグ優勝までを、大のトラキチの爺ちゃんと孫のトラ愛を中心にした色々な人間関係の話。この前リーグ優勝してから15年かぁ…。今年は胴上げ見たいな。2020/06/16

むらKみ

43
タイガースファンのおじいちゃんと孫の話。時代は1985年の優勝から2003年の優勝まで。18年で孫は小学生から社会人へ、ありがちな家族関係でしたが、様々なエピソードと、暗黒時代のタイガースとがマッチしてました。私もよく覚えていますが、その頃を懐かしく思い出させてくれた一冊でした。来年は優勝してほしい(^^♪2017/12/17

あやっぴ

28
阪神に自分の人生を捧げるじいちゃん、その影響を受けてトラキチになった孫。1985年の阪神日本一から一転、長く続く暗黒期だが、こういう時こそ応援し続けることこそがファンだ。球場で汚い野次を飛ばし喧嘩沙汰になったりと、破天荒なじいちゃんだが、来年こそは…と阪神優勝を待ち望みながら病気で弱っていく様子には切なくなった。孫がじいちゃんの一番の理解者。最後の決断は素晴らしかったと思う。面白かったー!2021/07/07

nemuro

28
本書の舞台は大阪。1985年の阪神の優勝から2003年、次の優勝までの18年間。阪神ファンのひとりの青年とその家族の物語。にも拘らず、半世紀をを超えて阪神を応援し続ける私が、うっかり見逃していた。極めて個人的な年中行事、毎年9月の“甲子園参戦!及び関西書店巡り(4泊5日)”で、大阪・京都・神戸・奈良の書店を20店舗ほど。その時の購入本とは思いつつ念のためブログの検索機能で探してみたら、意外にも購入は「2014年8月30日、北見市」。内容を把握しないまま単にタイトルにある「虎」に条件反射してしまったようだ。2020/05/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8204274
  • ご注意事項