内容説明
小型超光速宇宙船【エクゥイッド】を駆り宇宙【スペース】デブリ破砕や資源【レアマテリアル】回収の技術を競うスポーツ、ロガーヘッド。射白トモエはそのデビュー戦を迎えていた。ノリで動くトモエと、憎まれ口を叩きながらも的確にサポートする幼馴染みのサヤ。二人で凄まじいスコアを叩きだす――が、乱入した謎の船により試合は無効! しかもその船に乗っていた少女は逃亡中のシュリンゲンジーフ王国の姫様を助けるため、トモエ達を探していたようで……? 庄司卓のゆるふわスペースオペラ発進! ※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを改変しております。※
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
小型宇宙船エクゥイッドを駆るロガーヘッドの中学生トモエたちと、クーデターを起こされて逃亡中の王女たちが出会うガールミーツガール?なスペースオペラ。全体の雰囲気としてはどこか懐かしい感じでしたが、メインキャラの多くは女の子という構成で、そこはかとなく百合百合しい感じに好みが分かれそうな感。話としてはほんわかしたタイプと元気で向こう見ずな女の子の組み合わせでテンポ良く話が進んで、舞台設定と何が起こっているのかを紹介した今巻から、今後どこまでスケール大きくなるかというところでしょうかね。次巻に期待ということで。2014/07/30
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
25
【★★★☆☆】ゆるふわスペースオペラとのことで、きな臭い陰謀だのシリアスな設定などもありますがノリは良くも悪くもライト、話の方もこの巻ではまだ序章や顔見せといった段階ですね。 軽すぎるというかあっさりしすぎで読み応えを感じにくく、オレ自身が基本的に横文字苦手なので、用語やキャラ名を把握しながら読むのにだいぶ手こずってしまいました……w 続刊については追々検討するとして、キャラの魅力と政変劇とのバランスが今後上手いこと噛み合えば、なかなかの良作になりそうな予感。2014/10/19
まるぼろ
23
ヤマモト・ヨーコ等でお馴染みの庄司卓先生の新作です。ノリ的にもヤマモト・ヨーコに近いものを感じましたが、こちらは競技としてがっつり「戦争」をする訳でもなく、ロガーヘッドという小型の宇宙船を使った競技が、それと主人公の射白トモエの父親探しとシュリンゲンジーフ王国での政変劇がメインになりそうです。まだ初巻なので主要人物の紹介といった内容でしたが、流石というか思ったよりしっかりとした設定のスペースオペラになりそうで読んでいて飽きることもなく楽しく読む事は出来ました。まだ始まったばかりですが、次巻にも期待です。2014/09/23
あなほりふくろう
20
ドリルは正義。初庄司ながらヤマモトヨーコはアニメで知ってる。で、そのイメージで読み進めていたんだけど、かなりそのまんまなもので、安心して読み切ることができた。作りはきっと古典的。スぺオペだもん、善悪の対立構図がはっきりしてるのも好感。思い切りの良い女主人公に百合っぽい雰囲気もヨーコっぽいし、個人的に嫌いじゃない、むしろ大好き。ストーリー的には今回はまあ第1話って感じだったので、これからの展開に期待。息長く続いて欲しいですね。2014/08/02
METHIE
18
お姫様と主人公が出会うまだ物語は始まった段階だが良作なのが期待できる。 あと昔はスペースオペラは西部劇を宇宙に置き換えただけの作品が多かったので、あえてその時のように宇宙船を馬と同じように一人乗りか二人乗り、そして馬車の役割をする宇宙船というのも温故知新で新鮮。 またそもそも宇宙を舞台にしたSFでガール・ミーツ・ガールをやること自体、 ライトノベル業界ではカテゴリーエラーにあたり売れないのに編集部も作者もあえてそれをやる勇気に乾杯。2014/08/27