還暦からの電脳事始

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還暦からの電脳事始

  • 著者名:高橋源一郎
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 毎日新聞出版(2014/08発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620322667

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内容説明

ぼくがiPadを買ったわけ
ガラ携で充分だったはずなのに……遂にiPadの扉を開いてしまった!
「アラ還」からはじまる、驚きと発見に充ちたデジタルとの日々。

文壇のワープロ王子だったはずが……
字が汚くて、書くのが遅く、
ワープロがなかったら小説家にはなっていなかった、という著者。
「ワープロで小説を書くなんて」
――当時の文壇は電脳に否定的かつ閉鎖的だったけれど、
そんな空気をものともせず、これ幸いとワープロを導入したタカハシさん。
瞬く間に親指シフトを習得。
締め切りの追われ、書き上げた原稿が消失しても、
めげることなく、日々、作品を書き続けてきました。

あのとき、時代の先端を行く「文学界のワープロ王子」こと
タカハシさんも、気づけば還暦。
スマフォやタブレット端末が台頭しても、二つ折り携帯で用は足りる、
ツイッターも出来るし『電脳社会のガラパゴス島』にいても何不自由なく暮らしている。
それでいい、と思っていたのだが……。

ほんとうは羨ましかったんです
そんなタカハシさんを変えたのは、小学生の息子たちの存在。
説明書なしで、しかも、一夜にしてiPadを使いこなしてしまった!
その場面に遭遇したとき……本当は気になって、知りたくて、羨ましかった、
パンドラの箱だった「電脳の世界」の扉が開いてしまったのです。

アイ、アイパッド……ください!
ぼくは、いちばん親切そうで、優しそうな、
女性スタッフを見つけ、走った。
そして、彼女に向かって叫んだ。
「アイ……アイパッド、ください!」
なんか、ちょっと、愛の告白みたいだった。
(本文より)

「デジタルなんて」と敬遠しがちな人も、
「今からでも大丈夫」と勇気づけられること、間違いなし!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梅ちゃん

20
著者が還暦より、スマートホンやタブレットを使い始め、その苦労話が書かれているのだろうと思いきや、そればかりではなく、デジタル機器を素材としたエッセイでした。 思っていた内容とは違ったけど、楽しく読めました。 私自身、スマホやタブレットに手を出したいのに勇気がなくて…。勇気をもらえるかなぁと思って読んだんですが、それはなかったなぁ!2014/10/09

Daisuke Oyamada

8
還暦を過ぎてから、ipadを購入。 自称??電脳生活を始めた高橋源一郎さんのエッセイです。 文壇のワープロ王子だったはずなのに。字が汚くて、書くのが遅く、ワープロがなかったら小説家にはなっていなかった、という著者。 「ワープロで小説を書くなんて」当時の文壇は電脳に否定的かつ閉鎖的だったけれど、そんな空気をものともせず、これ幸いとワープロを導入した著者。瞬く間に親指シフトを習得・・・ https://190dai.com/2023/05/20/還暦からの電脳事始デジタルことはじめ-高橋源/2023/05/17

vaudou

7
親指シフトですよやっぱり。2014/12/21

スローリーダー

6
藤村靖之さんとゼミの学生O君のエピソードが良かった。全然電脳とは無関係なのだが、「子どもは、親の下で育つが、同時に親の目の届かないところで、もっとずっと育つのではないかと思う。」(166頁)の一文にグッとなった(極私的な思いから)。2019/01/18

嘉月堂

5
1歳半の子供がiphoneを操作してしまうって凄いと思います。理屈ではなく直感的に分かるように作りこまれていることなんでしょう。ipadとかkindleとか使ったことありませんが、つかってみようかなぁー。2014/10/31

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