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内容説明
往復書簡や日記・詩歌、そして地元の古老たちの話など、豊富な史料を検証。激動の時代の流れに葛藤しつつも、近代日本への変革に向けて突き進んだ、「青年・高杉晋作」の実像と内面に迫る本格評伝。
目次
第1章 出自
第2章 松陰との出会い
第3章 マサとの結婚
第4章 海外へ
第5章 内憂外患
第6章 変革へのエネルギー
第7章 決起する
第8章 「面白きこともなき世に…」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
21
今作では、高杉家のルーツを詳しく辿っていること、維新後の晋作の妹、姪のその後が書かれているのが興味深かったです。上海を見た後では仕方のないことではあるけれど、アメリカ人と話をした際、「アメリカでは士と民は分かれていない」と教えられ、信じられずに裏があるのでは?と勘ぐっているのがおもしろかった。2015/05/07
はちこう
16
小説のようなテンポの良さはないが、晋作の実像に迫ろうとする意欲作。淡々とした文章ながら、晋作の人生がとても奇跡的なものだったということが伝わってきた。著者は、新地会所襲撃(功山寺挙兵)の際、晋作に成算はなく準備不足でお粗末極まりないと厳しく論破しつつも、この成算を度外視した決意が人々の心を動かし起爆剤となり歴史の転機を作ったと高く評価している。この挙兵は、幕末の中ではやや地味な印象を持っていたが、歴史の転機になったという意味でもっと着目すべき出来事だと思う。2023/10/24
叛逆のくりぃむ
9
”動けば風雨の如く、発すれば雷電の如し”(伊藤博文)と評され、幕末を駆け抜けた、高杉晋作の評伝。奇兵隊総督として、武士の世を解体する一翼を担うことになりながらも、毛利家家臣としての意思を根強く持ち続けた二面性を描いている。聖徳太子流の剣客に、試合で敗れたことが柳生新陰流剣士としての自信に大きく傷をつけた逸話は興味深かった。2016/10/04
TK39
6
高杉晋作の生涯をわかりやすくまとめた良本。封建意識を持ちながらも、時代をリードしていく胆力、行動力は凄いの一言。あとがきにあるように維新後も生きていたら、活躍できたかわからないが、幕末にいなかったら、長州藩はどうなったか?明治維新な立役者であることは間違いない。2023/09/14
ちび太
6
YouTuberのミスター武士道さんによる高杉晋作の解説をみて、気になって読んだ。高杉晋作はイケイケの人生だったイメージだが本書を読んでイメージが変わった。藩の重役を勤める家柄で封建主義的な考えを強くもつ一方で、使命感から行動に移していく。失敗が多いし、周りが付いてこないかとも多い。カリスマ的な存在というイメージは死後に作られたものであろう。有名な句も違った意味合いに見えてきた。2021/07/03
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