角川文庫<br> 実伝 石田三成

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角川文庫
実伝 石田三成

  • 著者名:火坂雅志【編者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044003197

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内容説明

「佞臣」と蔑まれながらも、内政・外交・軍事に卓越した実務手腕を発揮した三成。史実やエピソードをめぐる評論、アナウンサー松平定知との特別対談を文庫オリジナルで編集。知られざる実像を照らし出す決定版!

目次

特別対談 清冽なる最高のナンバー2
第1部 石田三成の戦いと人物像(悪名を着た近江人―受け継がれた「三方よし」の信条 賎ヶ岳合戦を支えた後方支援―秀吉直伝の奇策 忍城の水攻め―戦下手の烙印とその真相 奉行三成の唐入り―早期講和への確固たる信念 ドキュメント「関ヶ原」)
第2部 石田三成像の諸相(ゆかりの地・北近江を行く―出生の地、佐和山城、そして逃亡の果て 奉行三成の文治政治―秀吉が信頼したエキスパート 側用人としての力―佐竹義宣が三成に見たもの 三成に過ぎたるもの―戦場の鬼・島左近 黒幕・三成の冤罪―利休処断・氏郷毒殺・秀次切腹 三成の「巨いなる企て」―天才シナリオ・ライターの最期)
第3部 石田三成の生涯(戦い続けた忠義の将)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

43
図書館本。関ヶ原の戦いで奮戦むなしく徳川家康に敗れ、処刑された悲劇の知将・石田三成の人物像をドキュメントタッチで浮かび上がらせる。確かにこのような人だったのだろうな、と思わせる説得力があった。★★★★☆

BIN

6
石田三成は和讒者という誤解を覆し、本書で見方が変わるだろうと記載してますが、だいたい本書を読むような人は三成に好意的な人ばかりだと初っ端に思いました。火坂編で多数の著者が記事を書いていて結構内容はかぶるところがあります。結構三成ものは読んでいるので新しい情報は個人的にはあまりありませんでしたが、最後に名将言行録の三成編の訳があるのがいいですね。その注に「三成」は「かずなり」と読むのが正しいとある。まじか。2019/07/14

flat

4
石田三成のバックボーンのようなものが少しわかった気がする。中に出て来るシャボンの話が面白いと思った。読んでいて三成という男は確かに朴念仁であったようだが、同時に石鹸で手を洗う清潔感を持った男だったのではないかという部分は頷いた。2016/10/09

horabook

3
★★★:三成については、自分の信じる道をまっすぐに生きた男という印象と暴君のもとでマシンと化したイエスマンという印象の両方がある。果たして本当のころはどうなのか?それが気になって手にとった。結局のところ「本当のこと」など誰にもわかりはしないけれども、少なくとも後世において随分と歪んで伝えられたのは確かなのだろう。まったく人望がなかったのであれば西軍にあれほどの味方は集まらなかっただろうと思うと少なくともただの嫌な奴ではなかったのではないか。いずれにせよ正しいと思うことを臆せず実行したその姿は尊敬に価する。2016/01/31

とよちゃん

3
昔から石田三成は好きだったので、知識の復習のような感じでした。関ヶ原の西軍諸将が豊臣政権下で三成から恩を受けた者たちだったと言うのは、今更ながら納得の話でした。2014/10/21

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