内容説明
「華やかな芸術の国」の印象が先行するフランス。実は、エリート大国、移民大国、勝利至上主義の国といった別の顔を持っている! 大手新聞者のパリ支局長を20年以上務めた著者が日本人の知らない大国を綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナン
33
纏まらない。流石約100年の間に七回もの革命を起こした国だけある。騒々しい。傍から見ればぶっ飛ばしたい面も多い国だけに内政も内面もしっちゃかめっちゃか。意味が分からん、と投げ出したいが、これが欧州代表(筆頭ではない)の仏蘭西人の思想だとしたら、もはや日本人との相互理解など夢のまた夢では。後日再読して纏め上げる。2015/11/12
サアベドラ
14
著者は産経新聞社のパリ支局長を20年ぐらい務めた新聞記者、ジャーナリスト。一般の日本人にあまり知られていないフランス人のあんな側面やこんな側面を、長年の現地での経験と情報をもとに記述。社会面のコラムのような文体と内容。ついでにエリゼ宮のゴシップ多め。ムハンマドの風刺画に端を発した一連の騒動で、他者の心証を害してまでもかたくなに表現の自由を守ろうとするフランス人に違和感を覚え、その理解の一助になるかと思い読了。著者は20年住んでもフランス人のことはよくわからないと言う。でも、そんなの当たり前じゃないかな。2015/02/17
南北
12
新聞社で21年間パリ支局長をしていた著者がフランス人のさまざまな側面を記述した本です。フランス人は好戦的で潜在的反米主義者とか、ジャンヌ・ダルクとナポレオン、ドゴールの悪口は禁止とか、エリートが牛耳る国とか、リベルタン(好色)だとかが書かれています。イスラム教徒のブルカを禁止する法律が制定されたりすると、日本人は自由・平等・博愛の国がなぜと思ってしまいますが、「自由・平等・博愛」という人工的な宗教を信奉する国家と考えると理解しやすいのではないかと思います。2019/02/14
koji
6
知りたいことと違っていたので、流し読みで終わりました。全く独断ですが、哲学書を眺めていると、仏人が「最も頭がいい」のではないかと感じることがあります。内田樹さんが書いていましたが、あの難解なレヴィナスを「哲学のての字もやっていないけど、レヴィナスだけ読んでいる人がいっぱいいる」そうです。その他、サルトルやバルトやデリダやデカルトやメルロ=ポンティなど、ドイツ系と違う要素が随分あるようです。その頭の中を知りたかったのですが。ただ悪口を言ってはいけない人や好色やエリートや美食やらエピソードは面白かったですね。2015/03/07
たろーたん
3
覚書。フランスでは、死ぬかもしれない人を放置したり救助活動を故意に邪魔した場合、見殺しにしたとして、「救助義務違反」の罪に問われ、最高刑は禁固五年、罰金10万ユーロが科されるらしい。エイズウイルス汚染の血液輸血事件で国立センター所長が医師と共に有罪になったほか、ダイアナ英国皇太子妃がパリで交通事故死した時につい層中だったパパラッチに対しても、この罪状で捜査が行われたらしい。面白い法律なので、ちょっと調べてみようと思う。2024/08/19
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