角川学芸出版単行本<br> 猫踏んぢゃった俳句

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角川学芸出版単行本
猫踏んぢゃった俳句

  • 著者名:村松友視
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046533074

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内容説明

村松友視が〈猫の手〉を借りて俳句の旅へ。猫の姿や仕草には、人を虜にする不思議な魅力がある。芭蕉・漱石・山頭火……猫に魅せられた俳人たちの猫句を読み解きつつ、両者の奇妙な関係に忍び寄る猫俳句エッセイ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

23
2016年は、やっぱ猫で明けませう。芭蕉を始めとする俳人たちの書いた猫の句を紹介しています。私のイチオシは、「百代の過客しんがりに猫の子も」(加藤楸邨)ですなあ。『世界ねこ歩き』のシーンを思い出すような「猫の子のくんづほぐれつ胡蝶かな」(其角)「人も居らず栗はねて猫を驚かす」(子規)「霜の花ひとたび猫に附きて消ゆ」(石田波郷)「野の猫が月の伽藍を抜けとほる」(橋本多佳子)も好きです。「ありたけの力小猫が育つ朝朝」(碧梧桐)は、二つ重ねた朝が、朝毎に昨日より大きくなっている感じがします。トミーくんもだね。2016/01/03

こうちゃ

11
芭蕉・一茶・漱石・山頭火・・・。俳人たちの生い立ちや、詠んだ句に解説などを加え掲載。特に、猫を詠んだ俳句を集めた一冊。タイトルの軽快さと表紙の猫のイラストの可愛さにうっかり手を出してはいけないジャンルだったかも。猫好きで俳句を詠む方なら、じっくり味わって読むのだろうな。恋猫・猫の子が季語なのはわかるけど、うかれ猫も季語だそうで、なかなか面白い。2014/10/05

ぷれば

4
俳句総合誌『俳句』に連載された「詠まれた猫」に加筆訂正したもの。芭蕉や一茶、蕪村をはじめ、俳人21名の生き方やエピソードを紹介しながら、各人の「猫」にまつわる俳句を紹介。なかなか趣向や着眼点がおもしろかった。2014/09/16

すなどけい

3
タイトルに惹かれて読んでみた。思ったより堅苦しく思ったより面白かった。猫の句は「暫く聴けり猫が転がす胡桃の音」が一番好きかな。内田百けんが五ヶ月間家に寄りついていたノラが突然いなくなり、探し出そうと新聞に広告、警察署に捜索願を界隈の理髪店、美容室、小学校にビラをお願いした挙句にノラが帰ってきた時のために騒がしたお詫びの広告まで用意していたという話が、面白くもあったが「ノラやと呼べば返事をします」の文面には猫好きの胸にはグッと来るものがあった。結局のところ猫は名人の方々をしても難題とお見受けした次第である。2016/10/07

ひな

0
俳人の生い立ちや俳人達の猫の俳句を交えた説明がとても読みやすく猫を知り尽くした村松さんならではの作品。2015/01/17

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