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内容説明
第一次世界大戦の開戦から100年。戦争とは、自らの意思に関係なく巻き込まれることがある――。オーストリアとセルビアによる「限定戦争」のはずだった戦いは、なぜヨーロッパ文明を破壊するに至る大戦争となったのか。ドイツを軸にした各国の動きを、軍事史の鬼才が存分に描く。尖閣、西沙諸島における中国との緊張、ロシアとウクライナの衝突を目の当たりにした今、第一次大戦の起源を考えることは、日本の外交や安全保障を考えるうえで多くの示唆に富む。集団的自衛権に関する世界史の教訓、最良のテキスト。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
154
第一次世界大戦が始まるまでに至る過程をビスマルク登場から日英同盟をなぞってよく分かりやすく書かれていた。今でも世界大戦が2度とないとは言えず突如と始まるかも知れないなと思った。2014/09/07
中年サラリーマン
15
読んだ今でもいまいちしっくりとこないなぁ。科学、軍事技術の進歩や社会制度の発展に対して、国と国との交渉の窓口である外交官や政治家の心がそれらについていけなかった、ついていけてないと理解してなかったからか。その認識のギャップがここまで被害を拡大させたのかもしれないなあ。2014/08/20
中島直人
12
第一次世界大戦勃発に至るまでの関係者の意識、感情に関するエピソード集。ところどころ著者の乱暴な見解がぶちまけられるのは興醒めだが、全体的には興味深く読める面白い本ではないか。2014/12/04
しんこい
11
皇太子暗殺だけでこれ程の大戦争が始まる訳ではなく、背景には19世紀から続く大国の思惑やら民族主義の高まりとか外交の駆け引きとかもあった訳ですが、それにしても外交や政府の動きを当時知っていたら、戦場に送られた人はやりきれないですね。100年前はロシア、ドイツ、オーストリアみな皇帝がいたのがこの大戦で帝国は滅びてしまいますし。2014/12/28
funuu
9
ロシアのウクライナ進行で読んでみた。大学入試で世界史を選んだ人には興味深く読める。ただそれ以外の人はセルビアあたりはごちゃごちゃでわかりにくい。あくまでもこの時代のプレイヤーは英仏独露墺そして日本。最初は小さな戦争を始めるつもりが第一次世界大戦へとなっていく感じがわからる。当時はSNSもなく新聞が戦争を煽っていく。この時は同盟が諸国を大戦へと向かわせただ。今プーチンが中国に軍事協力を依頼しているようだ。習近平がどう動くかで世界大戦もありうる。2022/03/14
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