内容説明
高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート・メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
293
まあまあ。いわゆる資格試験や受験勉強などのテクニックを教えるハウツー本ではなく、「なぜ勉強するのか」「勉強とは何か」という根本的なところを突き詰めながら、答えのない問いを自らの内側に生み出させ、それを深化させていくために必要な姿勢(視点)を持つ方法について述べられている。ポイントは「とりあえずやってみる」「疑う」「アウトプットする」など。わかりやすいが、別段これといって面白い項目も見つけられなかったのがちょっと残念ではあった。2017/03/03
扉のこちら側
101
2018年550冊め。東大関連本が続いているが、著者は日本の王道の受験を経験していないところが異色だろうか。海外在住の大検、通信大学から東大の院へ進学とのこと。そもそも勉強はどうやってするものなのか、という問題は深く考えてたことはなかったが、答えの無い問いが苦手になるという日本の教育法には納得。2018/09/12
フユコ
76
教授が本読んでいて「ここわからないなー」というところがあるまま読むこともあるよ~って書いてあって、そうか、いいんだね!って安心しました。 自分で考えることを忘れないようにしていきたい。2019/02/12
tatsuya
64
良書。方法論ではなく頭の使い方が書いてあるので指針になる。自分で考えていたことが著者の考えと一緒だったので嬉しい気持ちになった。2016/12/13
き
52
著者の経験などをもとに、勉強法について簡単な言葉で書かれている。大事なことは自分で考えて自分で学ぶ姿勢を持つこと、勉強は加工業のようなもの、答えのない問いに自分なりの答えを見つける勉強を身につけておけば人生のあらゆるところで役に立つ、という箇所が印象的。ただ本を読み流して受け入れるのではなく、自分なりの疑問をぶつけ、本とけんか(対話)していきたいと思った。2021/06/08