講談社文庫<br> ミッドウェイ

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講談社文庫
ミッドウェイ

  • 著者名:森村誠一【著】
  • 価格 ¥979(本体¥890)
  • 講談社(2014/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062778732

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内容説明

戦争へと突き進む時局に押され、憧れの女性への思慕も個人の夢も捨て去り、戦闘機乗りに身を投じた日米の若者たち。爆撃を受け火だるまになる空母、次々と飛び立つ戦闘機。はからずも同じ女性の影を追っていたとも知らずに、降旗とロバート、それぞれの想いがミッドウェイの空に交錯する……。太平洋戦争の分岐点となった激戦ミッドウェイ海戦に正面から取り組んだ、著者渾身の戦記小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

116
史実のミッドウェー海戦は、千載一遇のチャンスに空母が爆撃されたり、その時偶然に甲板に爆弾が並べられていたり、偶然に迷った米軍爆撃機の進行方向に日本空母がいたり、偶然に一番重要だった日本偵察機の発進が遅れたり、戦いの中の偶然がいかに危険か思い知らされるものでもある。 作者の作為で、登場人物に余りに多くの偶然を加えたので、史実の偶然が薄められてしまったのは残念である。 作者の意気込みは伝わってきたが。

koba

98
★★☆☆☆2015/04/19

いーたん

32
『集団的自衛権に揺れる日本人のすべてに』帯に書かれたこの一文を目にした時に、この1冊は必ず読まなければならないように感じました。この作品の舞台は太平洋戦争の分水嶺となったミッドウェイの戦いです。主人公や主人公に近い人物は作者の創作ですが、日本海軍司令部や米国上層部は、作者がまるで見てきて書いたようなそんな臨場感を感じました。作者が終章で『国家の目的によって個人の可能性を踏みつぶされた若者の無念さ』に焦点をあてたとあります。集団的自衛権の是非はともかく軍事力の文民統制の原則を国民が忘れてはならないと思います2015/01/02

トールパパ

17
反戦、護憲のゴリゴリの左翼作家のイメージがある(自分だけ?)森村氏だが、本書は少し趣を異にしている。作中の梅村弓枝は、まるで作者のイメージをディフォルメしたようなキャラクターで共感できないが、終章の次の氏の問いかけは胸を打つ。「死んでいった若者たちが、見せかけの自由と繁栄の中で高度の物質文明の毒に腐った現代を見るとき、果たして満足してくれるか甚だ疑問である。俺達はこんな世の中の肥やしになるために死んで行ったのではないと言うかもしれない。」推理作家らしく、シーンや登場人物が複雑に絡み合う様は面白い。2014/09/01

来訪者

12
これは良かった。森村誠一さんと言うと随分前に氷の人形(アイスドール)位しか読んだことないのですがこんな作品も書かれてたんですね(知らなかっただけですが)。永遠の0と作風は似ていますが日米双方の思惑や情勢を描かれている分私はこちらの方が好みでした。作中出てきた山本五十六氏の作品も読んでみようと思います。「殺されたから殺して・・殺したから殺されてそれでホントに最後は平和になるのかよ」←とあるアニメの台詞。ヒューマニズムを説く気もないですが手遅れになる前に知恵を出し合えるのが人と信じたい。2014/08/12

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