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内容説明
統計学からゲームとしてのサッカー、そして、チームマネジメントを分析するノンフィクション。ファンだけでなく、コーチ、スカウト、プレーヤーにも必読の一冊。
現在、データでサッカーを読み解く時代は黎明期を迎えている。パスの成功率から移籍金の平均額にいたるまで、多くの数字を目にするようになったが、ほとんどのファンは
これらのデータが真に意味するものを理解できていない。本書はこれまでの通説を吹き飛ばし、理解したつもりになっている、サッカーというスポーツのとらえ方を変える。
本書を読めば、分析的かつ科学的な視点でサッカーを見るようになるだろう。この道の第一人者として知られる著者、クリス・アンダーソンが、統計学の専門家であるデビット・サリー
という強力なパートナーと組み、数字が解き明かすフットボールの真実のすべてを語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
16
データ分析に馴染まない(?)と言われていたサッカーをあえて分析してみた本。面白いけどびっくりするような結果が出ているわけではなかった。この世界はまだまだこれからって感じですね。2015/05/31
ヒダン
11
四大リーグの膨大な量の結果からサッカーを分析する(具体例はプレミアリーグからとっている)。ゴールは実力半分、運半分。一点とることによって得られる勝ち点の期待値よりも一点失うことによって失う勝ち点の期待値の方が大きい。スーパースターよりも11番目に上手い選手を底上げした方が効果的。ボールを奪われる回数が多いと負けにつながりやすい。こんな風にシーズン通じて差が出るような指標を分析している。特定のチームを応援しているファンとしては、目の前にある試合についてあれこれ言いたいがそれには向いてないかもしれない。2016/01/30
ふろんた
10
サッカーは数字や理屈で解決できないスポーツであると言われるが、それでもデータ解析で解いていこうとするのは面白い。昨シーズンのブンデスでもライプツィヒやホッフェンハイムといたデータ解析に長けるチームが上位に食い込んでいる。一方で勝利するためには選手の能力を平準化したほうがよかったり、戦術そのものも均一化する恐れもある。計算できるスポーツがはたして魅力あるものなのかどうかは気になる。2017/06/02
厩火事
6
データ的に見るとよく言われている勝利のセオリーって結構裏付けがないんだなーっということが分かりました。2017/07/09
tkokon
6
【ふむ】○アメリカのプロバスケットボールや野球(メジャーリーグ)で、どこまでデータ分析が進んでいるかを間接的に知っている身としては、本書はやや期待外れ。どちらかと言えば「サッカーチームがどういう分析をしてどういう競争優位を生み出そうとしているか」ということよりは、サッカーというゲームをデータを使って解説しているレベル。ただ、コーナーキックの数とゴール数は比例しない、53・73・79ルール(それぞれ、交代カードをこの分数いないに使ったほうがよい)よりレギュラーを引っ張りすぎてしまう傾向等は、へぇ、と。2014/08/10