ハーレクイン こわれかけた愛

著者名：ヘレン・ビアンチン【著者名】/萩原ちさと【翻訳者名】

ハーレクイン（2014/06発売）

• ISBN：9784596935960

内容説明

“別居中の夫、ニコス・カリソスと1年間ともに暮らすこと”父の遺言状に書かれた一文に、カトリーナは呆然とした。カトリーナが実業家の夫ニコスと別居したのは、結婚直後。彼が愛人を妊娠させたと知り、ショックのあまり家を出たのだ。父は、もし遺言条件をのまないのであれば、一族の会社を、娘ではなくニコスに譲り渡すという。大切な会社を、ニコスに渡すなんてできないわ……。悩んだすえ彼女は、以前暮らしていた屋敷に戻ろうと決めた。待っていたのは、愛憎と官能うずまく駆け引きの日々だった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

なんであんな卑劣な手を使うような女性とつきあっていたんだろ、ヒーロー。それが自分の間違いだと分かっているから声を荒らげずぐっとこらえている理性的な部分はエラいと思うけど。出会ってすぐ恋に落ち、あっという間に結婚、しっかりした信頼関係を築く前に夫の元愛人から妊娠を告げられるヒロインも可哀想。鬱々とした日々が続くお話なのでどうにも。好きな作家さんだけに残念。

2020/07/27

[ちぇしゃ]

ろくでもない元愛人に振り回されるヒーロー。HOTな遊び相手はよくよく選ばないとこういう面倒なことになるのよーというお手本のような展開。またヒーローよりも極悪元愛人の言葉ばっかり信じちゃうヒロイン。すれ違いにワクワクではなく、ヒロインとヒーローの言い争いも、え？問題そこじゃないでしょう？今そんなこと言う？そんなこと聞く？と？？？になるし、このH&Hは自分で動くよりも相手が自分のために動くべきだという姿勢が基本にあるように感じて、そこがどうにも苦手だったかな。残念。

2014/07/18

[ばん]

この愛人と1年以上も付き合っていたヒーローにドン引き。なので個人的にはヒーローより愛人の言い分を信じちゃうヒロインも責められないなぁ。そもそもヒロインとヒーローって3ヶ月で電撃結婚してるし、たったそれだけで完璧な信頼関係が結ばれるものなのかな？今回の愛人はその部分を上手く突いてきた気がする。ビアンチンヒーローは嫌いじゃないけど、好きにもなれない。懇願ヒーロー好きとしてはもうちょっと必死になってほしい（笑）

2016/10/21

[アーコ]

お風呂で読書。

2014/06/30