一迅社文庫アイリス ガラクタ伯爵の婚約 人形の花嫁の欠けた心

著者名：瑞山いつき【著】/椎名咲月【イラスト】

一迅社（2014/07発売）

• ISBN：9784758045759

内容説明

「ガラクタ伯爵は、自動人形しか愛せない」　そう噂されている青年アダムと、人形のような伯爵令嬢セラフィーナは婚約することに。それは困窮している彼女の家を救う代償として、彼が求めたことだったはずなのだが……。アダムの城へ着いた彼女は、出会ったばかりで押し倒されてあげく、冷たい言葉を投げかけられて!?　契約からはじまる、不器用な変人伯爵とのラブファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[葉月たまの]

読んで幸せになった♪。いい作品だった♪。アダムさん、かわいい♪。ヒロインのセラさんも、こうなりたい、という女の子じゃなくて、こういう女の子いるよね、という感じの女の子だった♪。でも、憧れるほどではないけど、やっぱりちょっとセラさんにもなってみたいかな、立場が♪。アリーセさんは出番、ほとんどなくて、ちょっと可哀想だった＞＜。あと、結末はちょっとバレバレだった！　そのおかげで安心して楽しめたけどね♪。

2015/05/19

[sio]

大好き作家さん お人形の様な淑女に育っちゃった令嬢と不器用な伯爵のラブコメ？コメディかな？バトルかな？TL定番設定のような始まりですが、華麗な家令と素敵侍女登場にトキめかずにはいられません 肝心の伯爵は残念ですが最低限の素敵要素はなんとかキープ と思ったら出会いでは甘〜いお話でした そらー、キス魔に育っちゃったのは仕方ないよね

2014/11/15

[シルク]

ふむ、面白いことは面白いが甘さは無かった。ヒーローがあれだもの(´｀)砂糖だ、砂糖が欲しい。砂糖を下さい！…この本は、遣り手の老練執事と綺麗な御姉様メイド人形(共に主に対して遠慮、尊敬の念はなし←本作においてはこれがgood)のイカした生き様、及びヒロインとの交流を堪能する作品…私的には。良いのだけど…少し物足りない。…「セラフィーナ…すまない…」目の前には項垂れ憔悴しきった兄の姿。「私でお役に立てるのなら、喜んで輿入れいたします」兄を慰めようと、セラフィーナはいつものように微笑んだけれど、彼女の言葉は

2015/06/21

[幸音]

作家買い。人形のように美しく従順な伯爵令嬢セラフィーナと、自動人形を作る伯爵アダム。執事バートランドの教育的指導のおかげで、手は出さないけど口に出すアダムが面白い。あと初っぱなから花嫁姿だったり、女装していたり、理由は後でちゃんと分かるけど、残念美形。セラフィーナに触りたがったり、些細な言葉を覚えていたりと微笑ましい。キャラは侍女人形のシェリーが好きで、教育的指導に笑った。母親と兄が色々ひどすぎる。巻末の過去話はもうにやにやしすぎて。アダム、有言実行したんだね。結婚式やその後を読みたいので続編期待。

2014/07/12

[ゆり]

本当にお人形さんのようだったセラフィーナがアダムたちとの生活で少しずつ人間味を増していく様子がほのぼの良かった。アダムは最初の印象は正直かなりマイナスでしたが、だんだんかわいくなってきました。妙な行動も一応彼なりに考えてのもので。そしてバートランドさんとシェリーが素敵すぎます。気遣いが独特の美人さんシェリー好きです。イラストも美しくてうっとりでした。もう少しふたりの恋の行方を見守っていたいです。

2014/07/14