角川文庫<br> いのちの食べかた

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角川文庫
いのちの食べかた

  • 著者名:森達也
  • 価格 ¥484(本体¥440)
  • KADOKAWA(2014/06発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041013328

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内容説明

お肉が僕らのご飯になるまでを詳細レポート。おいしいものを食べられるのは、数え切れない「誰か」がいるから。だから僕らの生活は続いている。“知って自ら考える”ことの大切さを伝えるノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

158
小学生の息子に読んで欲しくて事前に読みました。食肉の話というより命の大切さを書いていました。過去の戦争、部落差別など子供たちだけでなく、沢山の人に読んでもらいたい作品。2015/03/08

ゆみきーにゃ

75
《購入》森さんの言ってる通り、まずは知ることが本当に大切だと思う。動物にも植物にもいのちがある。そんな当たり前のことを深く考えさせられた一冊。読んで良かった。2018/07/20

hatayan

54
オウム真理教のドキュメント『A』などを著してきた著者が小中学生向けに生命倫理を解説。私たちは自分のいのちを大切にせよと教わる一方、他の「いのち」を犠牲にしながら、おいしいものを食べ、快適で便利な生活をする相矛盾を抱えて生きている。感覚を麻痺させることを否定はしない。しかし、いつの間にか無意識に目をそらしていることを見つめ、いのちの背後にいる人たちを想像する努力を重ねれば、いろいろなものが見えてくるのではないか。話題は部落差別にも及び、差別することで優越感を味わう人間の残酷な本性に目を向けるべきと説きます。2020/06/25

masa

38
久々に読了後、物思いにふける本と出会った!『牛や豚や鶏は生きている。そして僕たちに殺される。』私達が普段美味しく頂いているのは、実は『命』なのだと改めて思った。スーパーでパック詰めされたものに『殺された命』を実感することはない。その命が無ければ我々は生きていけないのに、意識は『死』から遠いところにある。人間は身勝手で矛盾した生き物と分かった上で、それでも生きていくしかない。その自己矛盾に気付くことが大切だと著者は説く。わかりやすい文章なので小学校高学年向けの食育本としてもお奨めできる良書。151912015/11/29

Shoji

30
私たちが普段口にしているお肉。畜産農家から出荷された牛や豚は屠殺場で枝肉に加工されます。屠殺場で働く人々を語る時に、どうしても避けて通れないのが「職業差別」や「部落問題」。動物の死体や、解体する行為を忌み嫌いながら、私たちは笑顔でお肉を食べます。人間とは、なんて酷い生き物だ。矛盾だらけじゃないか。考えさせられる一冊です。2023/02/02

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