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内容説明
病や老いといった根源的問題から、経済の停滞、貧困、国家間の対立まで、現代に生きるわたしたちは日々、様々な困難に直面している。それらの問題にどのように対峙するべきだろうか。本書では、その指針を釈迦とイエスの言葉から探る。仏教とキリスト教というふたつの宗教が伝播していく過程や時代背景などを踏まえ、釈迦の教えからは「諦」の概念を、イエスの教えからは「隣人愛」の概念を具体的に解説。作家の視点から、ふたりの教祖の教えの意外な共通点を見いだし、これからのわたしたちの生き方の道標となるような、新たな人生観を考える。【目次】プロローグ/第一章 釈迦――悟りへの道/第二章 諦という生き方/第三章 イエス――神の子の誕生/第四章 無抵抗の強さ/第五章 釈迦とイエスが説く「これからの生き方」
目次
プロローグ
第一章 釈迦――悟りへの道
第二章 諦という生き方
第三章 イエス――神の子の誕生
第四章 無抵抗の強さ
第五章 釈迦とイエスが説く「これからの生き方」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rokubrain
5
キング・オブ・ストーリーズ。宗教は突き詰めれば最上の「物語」だ。 年月を掛けて人類の叡智が詰まったストーリー。 釈迦、イエスの生き方およびその時代の背景から「物語」の原型が見えてくる。ともに小国から廻りの大国の人心を取り込んでいった歴史をもつ。 断片的だった話の点が線でつながってきた。快刀乱麻を断つ。三田さんのおかげで、少し俯瞰して見えてきた。作家先生ならでは、と思う。 いわゆる原理主義と全く反対である「中道」が 今を生きる我々に多くのヒントを示唆してくれるのに共感。2015/09/21
73番目の密室
2
(Xにあげた感想を転載) 宗教本に非ず。釈迦とイエスの来歴を紹介し、時代背景を踏まえつつ両者の主張の共通点に言及する。この人の解説本の読み易さはもっと注目されていいと思う。ただ"諦"と"隣人愛"から「消費税増税は容認すべき」と言われると、何か違う気がしてくるなあw2025/09/22
おやおや
1
「釈迦の場合は、生まれた時はただの人です。(中略)ただの人が、修行の末に仏陀となった。これが仏教の基本的な考え方です。 / 一方、イエスは生まれながらにして『神の子』なのです。(p.98-99)」このように釈迦とイエスの違いを指摘する箇所がありますが、仏教、キリスト教それぞれの原点を分かりやすく述べておられます。この本の帯にあるように、仏教の「諦(たい)」とキリスト教の「隣人愛」は共通するところがあるので、八百万の神々がおられる多神教の日本人は、釈迦とイエスの教えもそれぞれ受け入れるべきだと思いました。2014/06/30
take
0
キリスト教の「隣人愛」と仏教の「諦」を取り入れた平和主義を進めよう!という話だったが、キリスト教徒やイスラム教徒やユダヤ教徒が殺し合いをしている現実がある以上、説得力に乏しいように思った。戦争はイエスの思想に相容れない行為だが、それをどう防ぐかの答えは示されていないと思う。2016/11/18
桔梗屋
0
仏教の「諦」とキリスト教の「隣人愛」は、ともに、自分と異なるものを「そういうものだ」と受け入れること、なのか。「仕方ねえなあ」って気分なのかな。だったら俺は、かなりそういう境地に近い気がするけど。大抵の人間は「仕方無いもの」だと思うしね。2016/07/16




